【就活と初めての転職に】会社を踏み台にしていく生き方のススメ

この記事は転職を考えている20代~30代前半と、一応、就活を控える大学生向けだと思います。特に以下に当てはまる方は役に立つかと思います。

  • これから就活を始める、もしくは就活中である
  • 転職を考えている、もしくは転職活動中である
  • 初めて転職する
  • 将来に漠然とした不安を感じる
  • キャリアチェンジを考えている
  • キャリアアップしたい
  • スキルアップしたい
  • 今の会社にいていいのか分からない
  • やりたい仕事がない
  • 同僚が転職して、自分もキャリアについて考えだした
  • 会社に帰属意識がない

初めて転職を検討している方は一度考えてみてほしい生き方であり、これから就活をする大学生は、最初の就活で気にしておくべきことです!将来独立したい方は勿論この考え方が重要になってきます。

キャリアをどう考える?

会社で働いている人は誰しも一度は、自分自身のキャリアについて考えることがあるはずです。転職であったり、異動であったり、昇進や降格など、会社に勤めていればほぼ必ず直面する日がやってきます。そんな方は自問自答すべきです。

今、貴方はどうしてキャリアについて考えていますか?

将来について少なからぬ不安があるから?もっとスキルを上げたいから?もっと稼ぎたいから?これから就活だけど何から考えたらいいか分からないから?

いずれにせよ、今置かれている状況では実現できないことがあるから考えているわけですよね。言い換えれば、「このままでいいのだろうか?」という気持ちがあるからではないでしょうか?

キャリアの考え方も人それぞれですが、この記事では「会社を踏み台にする」というキャリアの考え方を提示したいです。

会社を踏み台にするとは?

「会社を踏み台にする」とは、いうならば「会社での仕事を通じてスキルアップし、転職を重ねてより理想のキャリア形成を目指す」といったところでしょうか。

終身雇用の終わりを叫ばれて久しく、減る人口への対策として、国が副業を推進している我らが日本。近年はフリーランス人材も増えてきており、今後もこの流れは加速することが自明です。

更には2020年からコロナウイルスによって業績が悪化する会社も続出。仮にコロナウイルスが収まったところで、人類と感染症との戦いは絶対に終わりませんので、今後また同じことが起きる可能性だって大いにあります。

今後も働き方や社会の変化は加速していくことに疑いの余地はありませんが、そのような変化の中で、必ずしも一つの会社に勤め続けることが安定なわけでもないことが分かってきました。かといって誰もが独立してフリーランスとして働いたり、起業してガンガン働けるわけではありません。

多数の人にとって転職を考えることが必ず必要になることでしょう。そうした時、何も一度の転職ではなく、その時磨きたいスキルや積みたい経験に合わせて転職を重ねていくことで、理想的な将来の自分に近づくという考え方。これが私の思う「会社を踏み台にする」ということです。

会社を踏み台にするメリット(デメリット無)

上記のように社会が変化してきている以上、終身雇用などいつ崩れてもおかしくありません。維持できる会社も勿論あるかもしれませんが、コロナ前から日本経済は落ち込み続けていますので、維持しないorできない会社が増えていくでしょう。

であれば、「転職は当たり前」という価値観が増えてくることになります。それは転職を繰り返すことがデメリットにならなくなってくるということになりますよね。であれば、メリットばかり残ります。

会社を踏み台にしていくことで、

  • ・年収アップが見込める
  • ・キャリアチェンジが可能になる
  • ・人生の選択肢が増える
  • ・人脈が広がる
  • ・様々な価値観や世界を知る
  • ・etc…

まだまだメリットはあると思いますし、これらのメリットから更にメリットも生まれてくるわけです。キャリアについて考えている人は何かしら「今のままでいいのか」とか「将来もっとこうなりたい」とか、希望や目標、又は不安があると思います。

であれば、より選択肢が広がる可能性がある「会社を踏み台に」というマインドは検討の余地があると思いませんか?

会社を踏み台にする方法と向いてる職種

ここで、私個人の例も交えて向いてる職種を考えてみます。私は今なお20代の若輩ですし、キャリアの序盤と言っていいと思いますが、この生き方・考え方を実践すると決めました。

会社を踏み台にする実例

私の個人的な例です。新卒で就活に無事成功して、最初に就職したのは東証一部上場の大手メーカー。海外にも子会社を持つ、業界内では国内トップシェアを持つ有名な会社でした。

この最初の会社では、私は会社の制度を使ってイギリスへ留学をしました。この留学後、帰国してからノー勉で受けたTOEICの点数が800点超えに。帰国後も自身の努力で英語力をキープできています。留学は会社負担だったので、語学学校と寮費、往復の飛行機代などといった計数百万円の負担はゼロ。それどころか現地でずっと給料も出ていました。

この留学中に英語を身に付けることができ、更にキャリアチェンジと、会社を踏み台にする生き方を決意。

帰国して2年、設計開発職に従事した後に退社して、全くの未経験でweb系企業へWebエンジニアとして転職に成功。2021年5月現在、そこで働いていますが、ここで私は今後数年、Web系のスキルを磨き、実務経験を積みます。

Web系の仕事はパソコンさえあればどこでも仕事ができますし、極端な話、国境を超えたお客さんを持つことも可能。英語が使え、留学中に各国に友人を多く持っている私は、海外移住や旅しながらの働き方も可能。将来的にそれを目指しています。

現在28歳。今後はコーディングだけでなくデザインやマーケティングも身に付けて「Webサイトを作って集客もできて英語も使える人材」を目指します。もう一度、留学制度がある会社に就職して更に英語力や人脈づくりをすることも視野に入りますね。

このように、会社を踏み台にするとキャリアの選択肢を広げたり、新しい視点を得たり、魅力が多いのです。

会社を踏み台にする生き方に向いてる職業

世の中に無数に職業がありますが、どんな職種であれば向いているのでしょうか?大前提として知っておかなければならないのは、会社を踏み台にする生き方は「将来何か夢・目標・なりたい姿がある人」に向いているということです。

すなわち、将来は適当なタイミングで結婚して専業主婦になりたいとか、今の仕事をゆるーく続けていきたい人には向きません。転職とスキルアップが前提なんですよね。

とても向いていると思うのはエンジニアです。一口にエンジニアと言っても筐体・回路・組み込みソフト・Web等々、色々な種類がありますが、現在日本では特にIT業界でエンジニアが不足していると言われていますよね。

不足しているのであれば需要がとても高いということです。つまり転職先を見つけるのが比較的容易なんですよね。そのうえ、スキルを磨いていってマネジメント側になったり独立したりと、キャリア選択肢も豊富。

勿論ですが、エンジニア以外でもキャリア形成の仕方は様々。事務方なた資格取得の支援がある会社に入って資格取ってから転職するとか、人事ならコンサル的なこともできるようにするとか、それらに+で、留学制度や英会話支援など、語学を見に付けられる会社に転職したり。

色んな職業で、武器を増やしていく方法は考えられるはずです。その後独立するのか、もっと年収アップを目指して転職をするのか、起業するのか。キャリアの形成は実に多様です。

会社を踏み台にする時の注意点

データはないのですが、私の周りの人の話を聞いていると、上の世代であるほど、この「会社を踏み台にする」という考え方に抵抗がある方が多い気がします。また、転職自体にあまり日本国内の雰囲気が寛容ではないですよね。変わってきてはいるとは思うんですけど。

なので、注意すべきことがあるのです。

会社を踏み台にすることを快く思わない人もいる

こういう生き方を否定する、あるいは快く思わない人は絶対にいます。かといって、この生き方は間違っているわけではありません。

これは良い悪いではないんですよね。年代にも価値観にもお国柄にも左右されるものなんで、どちらが正しいとかではありません。私はガンガン会社を踏み台にして転職重ねていいと思っていますが、会社にお世話になってるだとか、しっかり尽くすとか、そういう価値観を大事にしたい人もいるのです。日本的ですね。

この「価値観の違う人がいる」ことを理解する必要があります。何故ならそういう人たちは、会社を踏み台にしたい人を快く思わないかもしれないから。一緒に仕事したくないなとか思われたら、結局こちらに不利益になってしまうのです。

だって、こちらは仕事をこなしてスキルアップ、経験を積むことを目的としてるのだから。その障害になり得るものは無いにこしたことはありません。

だから1つ目に注意すべきは、まず仕事の上では心根は隠すということ公言する必要はない。踏み台云々に関係なく、普通に転職活動をする時もそうですが、転職するんだよーってことを職場に公言して良いことって起きないんです。「どうせコイツ辞めるからな」って人に、良い仕事とか振ってもらえないことだってありますから。

踏み台にする会社にも貢献すべし

そして2つ目、踏み台にする会社にもしっかり貢献することです。これは自身のスキルアップのためでもあります。しっかり学び、実務を経験し、売上に貢献する。組織に入って、組織を利用して転職する考えを私は推奨しますが、それは自分勝手をして良いということではありません。

会社…いえ社会とは、仕事とは、大勢の人々が絡んで成り立っています。そして人間は感情の生き物なので、それはつまり、根底には人の心が絡むということ。辞めるから関係ないじゃんと思いたくなる気持ちも分かりますが、選んだ職種によっては辞めた会社と将来仕事をする可能性だってゼロではありませんよね

なので、反感を買わないように、自身の心に何か後腐れがないようにすることは大事にしましょう。

まとめ

つらつらと書きましたが、要するに

  • 会社を踏み台にする生き方もあるよ
  • キャリア形成は様々で、その選択肢が広がるよ
  • 踏み台にする生き方に反対する人もいるから気を付けてね

言いたいことはこれだけです。キャリア形成のヒントになればいいなと思うし、転職は当たり前に重ねるものという考え方が広がると、転職や就職に前向きになれる人はもっと増えるんじゃないかなぁと思います。

選択肢というか、キャリア形成の考え方の一つと思えばいいかと思います。

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