【保存版】オスロの交通機関を完全攻略【バス・トラム・地下鉄・フェリーの使い方】

ノルウェーの首都であるオスロの4つの公共交通機関(バス・トラム・地下鉄・フェリー)を乗りこなすことで、オスロの観光はかなり捗ります。

この記事では、オスロの交通機関の使い方について分かりやすく解説します。

オスロの交通機関 基本情報

オスロにある交通機関は「Ruter#」という1つの会社によって運営されています。これはメリットが非常に大きく、T-bane(テーバーネ)と呼ばれる地下鉄、そしてバス、トラム、フェリーに至るまで、切符が全て共通になるのです。

なので、4つのうちどれを利用しようとも料金設定や利用方法は同じ。ただし、フェリーは別料金になります。

オスロは先進国の首都だけあって、当然Google Mapの経路検索も対応しています。ネットが繋がる状況であれば、この都市で道迷いや停留所が分からないなどということは殆ど起きないでしょう。

以上のことから、オスロの交通機関は初見の旅行者であっても非常に使いやすいのです。

4つの交通手段とゾーン

オスロの公共交通機関は1~4までのゾーンに分かれており、市内は見ての通りゾーン1に属します。よって、切符を買うときはゾーン1のものを購入する必要があります。

一方で空港はゾーン4にありますね。この場合は、ゾーン1~4の切符を購入しなければいけないということになります。空港と市内の移動手段にもよるのですが。

この辺りややこしいので、空港⇔市内の移動に関してはこちらの記事をご覧ください↓↓

各交通機関のルートマップは公式HPで見るのが一番良いでしょう。特にバスとトラムはルートが分かっているとかなり便利です。

全ての交通機関において信用乗車…つまり改札もなく、運転手への提示の必要もなく乗降車します。日本人旅行者の信用に関わりますので、不正乗車は絶対にやらないでください。検札が来た時に切符を持っていなければ、多額の罰金を支払うことになります。

バス

地元市民もよく利用するバスは、交通網が最も広く、あらゆる場所に行くことができます。(オスロに限らず大体そうですが)

写真のように2つ連結されたような長いバスが殆どで、乗降口も沢山あるので好きなところから乗り降りできます。全ての車両がバリアフリーに対応している辺りはさすが北欧先進国と思います。

車内は広く清潔で、ところどころにはUSB充電が可能なポートも。降車時は目的のバス停に着く前にSTOPボタンを押すのは日本と同様です。

運賃を運転手から購入することができるのは基本的にはバスとフェリーだけです。その場合は最前方の乗車口を利用する必要があります。なお事前購入よりも20krも高くなってしまいます

ノルウェー民族博物館、ヴァイキング船博物館、ノルウェー海洋博物館、コンティキ号博物館、フラム号博物館があるビグドイ地区には30番バスがオススメです。

トラム

トラムの利点はいつだってバスよりも時間が正確なことです。本数も多くて使いやすいのですが、バスと違って運転手からチケットを購入することはできません。

降車の際はバスと同様にSTOPボタンを押しましょう。

オスロ市内は11,12,13,17,18,19番が走っており、徒歩で面倒くさい距離にあるノルウェー王宮やヴィーゲラン彫刻公園などに行きやすい手段がトラムです。

エーケベルグ彫刻公園には18,19番で最寄りのEkebergparken駅、ヴィーゲラン彫刻公園なら12番で最寄りのVigelandsparken駅に行くことができます。

地下鉄(T-bane)

メトロのことはT-baneと呼ばれており、〇Tマークが目印です。地下鉄と言いつつ、すぐに地上に出る路線も多いです。各駅停車なので、乗り過ごすようなこともあまりないでしょう。スマホ充電用のUSBポートすら備えています。

オスロ中央駅と隣接するJernbanetorget駅はおそらく利用することになるでしょう。T-baneを使う観光スポットは旧ムンク美術館か、私がとてもオススメしているホルメンコーレンスキー博物館です。絶景が楽しめますよ。

ホルメンコーレンスキー博物館へは1番線Holmenkollen駅を使います。

フェリー

フェリーは少し特殊です。ルートは複数あるのですが、観光客が使うのは殆どの場合はビグドイ地区との行き帰りくらいだと思います。

ビグドイ地区とを結ぶのはB9ルートで、このルートだけ別でチケットを購入する必要があります。オスロパスを持っていれば無料なのは他の交通機関と同じです。

運転手から買うことも可能ではありますが、やはり高くなってしまいます。

ビグドイ地区に行くなら、市庁舎前でチケットを購入しましょう。片道52kr、往復78krです。

チケット購入方法

チケットはどのように購入するのか、初めて行く都市なら必ず迷いますよね。でもオスロの場合は同じ運営会社なので料金設定も簡単で安心です。

チケットの料金

2020年現在ではゾーン1内のチケットの料金(大人1人)は以下のようになっています。また公式HPにも詳しく載っていますので、適宜最新情報をチェックしてください。ゾーンを跨ぐ場合は料金が変わります。

  • Single ticket(1回券・60分有効)…37kr(約422円)
  • 24hour ticket(1日券)…111kr(約1,268円)
  • 7-day tickets(1週間券)…310kr(約3,542円)

1回券に60分間有効と書きましたが、これは60分間という時間内であれば乗り換えが自由であることを意味します。1回券で割とどこまでも行けてしまいます。

この料金から分かるように、1日3回乗れば24時間チケットの元は取れます。そして1週間チケットでさえ、たったの8回乗れば元が取れるのです。毎回切符を購入する手間などが面倒に感じるなら1日券などを買ってしまった方が精神的にも財布的にも楽になりがちです。

ビグドイ地区やホルメンコーレンのように必ず往復で交通機関を使う場所に行くなら、元が取れる確率は高いと思っていいでしょう。

購入できる場所

チケットは主にコンビニ、キオスク、自動券売機にて購入することになるでしょう。

オスロには日本でもお馴染みのセブンイレブンがある他、NARVESENというコンビニもあります。こういったコンビニで店員に欲しいチケットを伝えましょう。

その他利用しやすいのはメトロの駅や大きなバス・トラム駅などにある自動券売機。こちらで買ったチケットは当然ながらメトロ以外にも使うことができます。

英語選択は勿論可能で、travel card(Suicaみたいなもの)は旅行者は必要ないので「I don’t have a travelcard」を選択しましょう。あとはチケットの種類を選ぶだけです。この券売機で買えるのは1回券か1日券のみになります。

買ったチケットは必ずアクティベート(有効化)してください。メトロなら周りを見れば機械があるはず。忘れると検札に引っ掛かります。

超お得なオスロパス

これらの交通機関が全て無料となるオスロパスはとてもオススメです。ここまで解説してきたチケットの購入方法などは気にしなくてよくなるうえ、殆どの博物館と美術館が無料になりますので、トータルで考えてお得になります。

オスロパスについて詳しくこちらの記事で紹介していますので、参考になれば幸いです↓↓

さいごに

オスロの公共交通機関について解説いたしました。上手く使えばとても効率よくオスロ中を回ることができます。

物価の高いノルウェーではタクシーはご法度。公共交通機関の1回券ですら高いですから、できれば1日券などを駆使して上手に観光しましょう。

読んでいただきありがとうございました。

オスロの観光スポットまとめはこちら↓↓

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