コロナのせいで私のゴールデンウィークのヨーロッパ旅行は潰されました…もともと払い戻しオプションがない格安チケットをスカイスキャナーで予約していたのもあって、もし体調不良とかなら諦める覚悟はあったんですが、今回は私に落ち度が一切ない。
そして、同じような境遇の方もいるはず。
ということで、スカイスキャナーを通して航空券を予約・手配した代理店「Travel2be」に払い戻しをリクエストすることにしたのですが、これがまた長かった…しかし、無事に払い戻しされました!この記事ではその過程と方法を載せますので、似た状況の方に参考になれば幸いです。
Travel2beとは?
そもそもTravel2beとはどんな会社なのでしょうか。名前を見かけたことがある方も、多くはスカイスキャナーで知ったはず。しかし詳細を知らない方は、一応知っておくべきです。知らない会社から予約ってよく考えたら怖いですもんね。
Travel2beとTravelgenio
Travelgenioという企業があります。スペインのマドリードに本社を置く会社でして、Wikipediaにも内容は僅かながら記事が存在します(英語・スペイン語のみ)。
そして実は、Travel2beもほぼ同一のものと考えてよいみたいです。おそらくは系列企業か、別ブランド名で展開してるのか…ですので、Travel2be=Travelgenioだと覚えておきましょう。
提供しているサービスは航空券やホテルなどの格安予約など。公式HPはこちらになります。
https://jp.travelgenio.com/
Travel2beの評判
travel2be/travelginoの評価はググれば出てくるのですが、スカイスキャナーの予約画面では星が2つとまぁ悪い。
一方で、別のサイトでは平均2.5点の評価ながら、優良~ほぼ満足という高評価も併せて6割近くあります。
こちらのサイトのコメント、またTwitterでのハッシュタグ「#Travelgenio」で検索すると、多くの批判的コメントが払い戻しに関することのように思えました。
払い戻しは格安の海外代理店ではトラブルになりがちですね。対応が遅かったり、返事がなかったり、現金ではなく次回使えるクーポンで返したり…ただ、非常に安く航空券を予約できることは事実ですので、こういった有事の際のリスクを考慮した上で使うのは大いにアリだと思います。
実際に、高評価はおそらく何事も問題なく利用できた人でしょうから。
※2016年頃には、実際には予約できない低価格の表示を行っていたという詐欺まがいの行為により、フランス政府が海外の旅行代理店法的措置を取ることを表明したというニュースがあったようなのですが、そのソースが見当たりませんでした。
Travel2be/Travelgenio払い戻しの過程
さて、私個人はというと、4月末~5月初めのGWでヨーロッパを2週間ほど旅行。往路は羽田空港~上海経由でロンドンへ、復路はブリュッセルからドバイ経由で成田へ戻る計画で、スカイスキャナー経由でTravelgenioを使って予約していたのはその2つの便です。
まずどんな過程で何が起こったのか。
予約の確認
スカイスキャナーで予約した日時は2019年の12月半ばのこと。予約を見返してみたら、TravelgenioとTravel2beの両方を使用していたようです。
このように、予約確認のメールがすぐに届いていました。記載の日本語もなんだかGoogle翻訳のクオリティですよね。私が予約したのはキャンセルによる払い戻し無しの、最も安い航空券。病気しない自信がありましたし、2019年12月時点では、ここまで新型コロナが影響を及ぼすとは思いもよりませんでした。
【悲報】キャンセルの報せ
去る2020年3月。この時にはもう世間はコロナ一色の大騒ぎ。海外旅行どころかビジネス目的の渡航すら不可能になりました。本来なら4月25日だった私のフライトですが、この頃にはコロナの影響でフライトの予定が変わる旨を伝えるメールが届き始めます。
で、最初に復路便であるブリュッセルからの便のキャンセルのメールが3月23日に届きました。ただしこのメールは航空会社からのもので、Travelgenioではありませんでした。
とはいえキャンセル確定したので、速やかにTravelgenioの公式HP内、問い合わせフォームから払い戻しをリクエストしました。だって自己都合じゃなくてフライトが無くなったから。
そして、Travelgenioからはフライト予定だった日になってようやくキャンセルのメールが。
送られてきたメッセージには、航空会社から払い戻しが承認されたら、すぐに支払い時の方法に沿って払い戻しをしますよと書かれています。(3段落目、As soon as~の部分)
しかし全世界でパニックでしたので、同時発生してるはず…時間はかかるだろうなと覚悟。何なら払い戻しはされないかもしれない覚悟もしました。ただメッセージにちゃんと書いている以上、企業の責任を放棄しているわけではありませんので、諦めず問い合わせを再度することに。
払い戻しリクエスト
払い戻しのリクエストはマイページから行うことができます。詳しい方法はこちらの記事にて紹介します。
リクエストすると、このような自動返信メールがTravelgenioより届きました。この時点で4月7日。払い戻しには6~8週間かかると書かれていますが、まぁ信用はしていませんでした笑
また、書かれているようにメールには返信しても無駄です。とりあえずは待つことに。
そして8週間、つまり2ヶ月経った6月時点でも、まだ払い戻しはなし。で、更に問い合わせフォームから追撃しました。
払い戻し完了
追撃した結果、ようやく9月になって払い戻しが完了した旨のメールが届きました。しかし往路便の分だけでした。そのまま1ヶ月待ってみましたが、音沙汰もないので10月にさらに追撃しました。
その結果、今度は時間がかからずに払い戻し通知が。以下が払い戻しの成果です。
予約が2019年の12月で、払い戻し完了が2020年11月と考えると、殆ど丸一年かかってしまったものの、手数料を除く全額が無事に返ってきたのは良かったです。
追撃が本当に効果があったか?必要だったか?は正直分かりませんが、音沙汰無いとまぁ不安になるので、自分を落ち着かせるのと忘れないって意味でもやって良かったとは思ってます。
Travel2be/Travelgenio払い戻しの時系列まとめ
2019年12月半ば:飛行機をスカイスキャナー経由、Travelgenio(Travel2be)で予約。
2020年3月上旬:世間がコロナでパニック。予約した便の時間変更メールが届き始める。
2020年3月23日:復路の便がキャンセルになった旨が航空会社から届く。
※Travelgenioからは音沙汰なし。
2020年4月7日:公式より往復分の払い戻しをリクエスト。自動返信メールのみ届く。
2020年4月25日:出発予定だった日になってようやくTravelgenioからキャンセルのメールが届く。
2020年6月25日:音沙汰なし。リクエストを追撃。
2020年9月:払い戻し完了メールが届くが往路便のみ。
2020年10月:復路便の分をリクエスト追撃。
2020年11月:復路便も払い戻し完了。
さいごに
スカイスキャナーで自分で航空券を手配する方は、ほとんどがその安さを求めているはず。であれば、このように海外代理店との払い戻しトラブルもあり得る話です。
今回はコロナで世界中でキャンセルが続出したという特殊な条件のために時間がかかったのかもしれませんが、どんな理由にせよ、こちらに払い戻しを求める権利がある場合は、諦めずに問い合わせを続けるのが大事なようですね。自己都合は勿論無理ですが。
似たような境遇の方は参考までにどうぞ。諦めるのが一番よくないと思います。
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