東京23区より小さなアンドラ公国ですが、その税金の安さから、週末はスペイン、フランスからの買い物客であふれています。
ですが、アンドラの魅力は買い物だけではありません。世界遺産やウインタースポーツ・トレッキングなど、アウトドアも存分に楽しめます。とくにヨーロッパ発祥のスポーツであるスキーはアンドラでも大人気!
本記事ではピレネー山脈最大規模のスキー場であるグランドバリラへを行き方も交えて紹介します!
グランドバリラ(Grandvalira)とは
小さな国ながら、アンドラはいくつかのスキー場を抱えています。ピレネー山脈という、多数のスキー場がある山脈に囲まれているのですから、小国と言えど巨大なスキー場も持つのです。
グランドバリラは、アンドラ公国が誇る超有名なスキー場。国内外から数多くの観光客が訪れる一台スポットなのです。
ピレネー最大規模のスキー場
アンドラには幾つかスキー場がありますが、その中で最大のスキー場がグランドバリラ。 フランスとの国境に跨っており、総滑走距離はなんと200km! コース数128、リフトは60基以上というモンスター級のスキー場です。
これがどれくらい大きいのかと言うと、例えば日本国内有数の巨大なスキー場、北海道のルスツは総滑走距離42km。単体最大規模の長野県 野沢温泉スキー場のコース数は36本、同じく白馬八方尾根スキー場はリフト21基です。(2020年現在)
日本のスキー場と比べるとどれほど途方もない大きさなのか、何となく分かっていただけたでしょうか?
グランドバリラの多彩なイベント
これだけ巨大で多彩なコースを持つだけあり、世界レベルの大会も頻繁に開催されています。
例えば2018-19年のシーズンにはアルペンスキー ワールドカップの最終戦が開催されたり、日本ではまず見られない競技である、スピードスキーのワールドカップも見ることが出来ます。
もちろんパークもありますし、フリースタイルの大会も開催されます!
詳しくは公式HPhttps://www.grandvalira.com/en/grandvalira-world-cup-ski-resort-0 に記載があります。現地では看板も出ていました。イベントを盛り上げようとする意志が伝わってきますね!
グランドバリラの豊富な周辺施設
規模に見合ったサービスの充実さも魅力です。レンタルショップ・宿泊施設・レストラン・バーなどをゲレンデ内にも豊富に備えており、6つのセクターに分かれているゲレンデのどこに滞在しても足りないものはないでしょう。
例えば海外のスキー場あるあるなのですが、滑っているとこのようにバーが点在してたりします。
ちょっと1杯飲みつつ、美しい景色を眺めながらリラックス。ほどほどに休憩したらまた滑り始める。
なんでことがスキー場内の色んな場所で出来るのでオススメですよ。
首都からグランドバリラへの行き方
ヨーロッパにおいては、スキー場はスキーやスノーボードを楽しむ人の為だけの存在ではなく、いわば山岳リゾートとして充分な設備を兼ね備えています。
そのため、スキーが目的ではない方も、ロープウェーで登れば雄大な景色を楽しみながらお酒を飲んだりすることができますし、日帰りでアンドラを訪れるという方でも絶景を眺めに行くだけで充分に楽しめます。
そんなグランドバリラへの簡単な行き方を解説します。
私が訪れたのは2019年なので、最新情報を確認のうえ、参考にしていただければと思います。
アンドラ国内の交通機関について
アンドラ国内には鉄道も空港もありませんので、2020年現在では、公共交通機関は全部で15個のルートがある国内バスのみです。
その分、アンドラのバスルートは国内のあちこちに伸びており、グランドバリラは勿論、スキー場にも簡単に辿り着けるようになっています。
アンドラ・ラ・ベリャからバスでエンカンプ(emcamp)へ
アンドラを訪れる日本人観光客の殆どは首都に到着するはず。よってオススメなのは、首都のアンドラ・ラ・ベリャからエンカンプ(emcamp)へバスで行く方法です。
街中にバス停が多くあります。バス停にはルートが書いてあるものも多いですが、こちらの公式HPで事前に調べた方が分かりやすいでしょう。
ルートはアルファベットと数字で表現されており、
アンドラ・ラ・ベリャからエンカンプへ行くルートは複数あります。BN2やL3などもエンカンプを通りますが、分かりやすいのはエンカンプが終点のL2バスです。早ければ15分程度で着きます。
バスは基本的に現金です。現地の人はPASMO的なカードを利用していましたが、日帰り客でしたら不要でしょうね。なので、ユーロは用意しておく必要があります。
エンカンプからグランドバリラへ
エンカンプに着いたらすぐにゴンドラが目に入ってきます。目立つので迷うことはないでしょう。
このゴンドラを2つ乗り継いで、グランドバリラのゲレンデに辿り着くことができます。
リフト券はこのゴンドラ乗り場にて買うことが出来ます。売り場は問題なく英語が通じますので安心です。また、周辺にはレンタルショップがあります。
私もせっかくなので滑ることにしましたが、探してみたところスキーウェア以外は全て揃えることが可能です。3月で暖かかったのでパーカーと普通のズボンで滑りました。
リフト券を手にしたのであれば、あとは乗り込むだけです!
標高が上がるにつれて雪が増えていき、じきに美麗な山々を見ることができます。
到着してすぐ、人で賑わっていたテラスもありました。すぐ目の前の山脈を眺めてリラックスしている方が多かった印象です。スキーの道具なんか持っていないような人の方が多いくらいでした。
写真からも分かるように、普段着で景色だけ見に来る人も多いのですね。エンカンプに帰る場合はこのゴンドラを使って戻ることになりますので、ゲレンデで楽しんだ後も場所を見失わないように気を付けましょう。
もっとも、他のエリアに降りてしまってもバスもタクシーもありますので宿に帰れなくなるようなことはありません。着いてしまえばあとは楽しむだけ!ピレネー最大規模のスキー場を遊びつくしましょう!
最後に
いかがでしたでしょうか?スペイン側からアンドラへ来た場合は特に首都のアンドラ・ラ・ベリャからエンカンプ経由での行き方が簡単でオススメです。
総合的な山岳リゾートということで、スキーやスノボなんかやったことないという方も大丈夫。その景色だけでも一見の価値がありますので、是非とも訪れてみてはいかがでしょうか。
勿論、滑る方はその壮大さに圧倒されること間違いなしですよ!
アンドラで人気の観光名所、グランドバリラで素敵な思い出を残す方が増えれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
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