オーロラや世界最大の露天風呂、美しい大自然など、魅力がたっぷりのアイスランドは人気の旅行先です。
しかし何も調べずにアイスランドでの日程を組んでスカイスキャナーで予約しようとしたところ、危うく大失敗するところだったので、備忘録のつもりで書くことにしました。これからアイスランド行こうという人もお気を付けください…
アイスランドの空港について
アイスランドは日本で言えば北海道と四国を合わせた程度の大きさの小さな国ですが、意外にも空港は多くあります。実はアイスランドには鉄道が存在しないため、国内の移動は車か飛行機になります。そのため、物価が高いアイスランドでも航空運賃は安めに設定されています。
ただ、旅行者が積極的に国内線で移動することはそう多くないでしょう。飛行機ってどうしても手続きが手間ですからね。基本は車、バスツアーになると思います。
気を付けたいのは、他国からアイスランドへの航空券を予約する時の空港についてなのです。
スカイスキャナーの罠と自身の無知
アイスランドの主要都市は3つ。首都のレイキャヴィーク、第2の都市アークレイリ、そして国際空港があるケプラヴィークです。旅行者が訪れるのは殆どレイキャヴィークでしょう。
次に、下の画像を見てください。スカイスキャナーでロンドンからアイスランド行きの便を検索してみました。
うん、レイキャヴィーク行きの直行便ですね。これを予約すれば問題ないです。レイキャヴィークに着けるから、レイキャヴィークの宿も予約してレイキャヴィーク発のツアーも予約して…と、予定を立てられますね。
…と私は思ってました。
上の\3,856~のところから次の画面に進めば、以下のように予約可能な便の一覧が出てきます。
汚く赤丸で囲みましたが、この部分に注目してください。
LTN→KEFとなっていますね。これは空港コードといって、国際航空運用協会(IATA)により世界中の空港に割り当てられた3桁のコードになります。概ね都市名などから付けられることが多いです。他の団体(ICAO)がつけているコードもあって、各空港は2つのコード持ってます。
このKEFはケプラヴィーク( Keflavík )国際空港の空港コードになります。頭から3文字のKEFです。因みにレイキャヴィーク空港のIATA空港コードはRKVです。
つまり前の画面でレイキャヴィークと書いてありながら、実際に到着するのはケプラヴィーク国際空港になります。アイスランドは殆どの国際線がケプラヴィーク発着なのです。旅行者は皆ケプラヴィークからレイキャヴィークに移動する必要があります。
その日最終の便を予約してた私は、Airbnbを使ってレイキャヴィークの宿を探して予約していました。実はケプラヴィークに到着することを知ったのは出発前日。焦りましたわー。
「なんだそんなことか」と思う方もいらっしゃるでしょうけど、無知だった私は寒い中路頭に迷うところでした…気づけて良かった本当に。何故スカイスキャナーがこうなっているかは謎です。海外旅行初心者だったら引っ掛かる可能性が大いにありますよね。
因みにトラベルコでもアイスランドと入力すると自動的にレイキャヴィークと変換されますが、やはり到着する空港はKEFです。とにかくアイスランドに行ったらケプラヴィークに着くということを覚えておきましょう。
空港コードの大切さ
航空券込みのパッケージツアーなら何も問題ないのですけど、私のように自分で全部予定立てる系の旅人は予約時に気を付けた方がいいかもしれません。なにもこれはアイスランドに限った話ではありません。
例えば上記と同じ要領で他の都市へ行く便を予約するにあたって、恐らく殆ど全ての人が都市名を入力すると思います。ロンドン→ローマとかね。ですが、その都市近辺には空港が複数あることも多いのです。例えば一口にロンドンと言っても、ヒースロー・ガトウィック・ルートン・スタンステッド・サウスエンド・シティと6つありますしね。
そんな時に、どの空港に到着するのか、空港は街からどの程度離れているのかを調べるのに空港コードは役立ちます。予約前に空港名または空港コードをしっかり確認して、空港の位置を把握しておくといいでしょう。
まとめ
ただの失敗(未遂)談でしたが、ごくまれに引っ掛かる方もいるかもなと思って書きました。特に初めて海外旅行に行く方や、ツアーではなく自分で移動や日程を全部やるタイプの旅行者はこれに気を付けないと後々痛い目を見ることになります。
アイスランドに行く予定を立てる際は勿論ですが、チケット予約時に常に留意しておくと、スムーズな旅行に役立つことと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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