リトアニア第2の都市であるカウナスは、日本人旅行者がよく訪れる場所です。理由は杉原千畝記念館の存在ですが、それ以外にもカウナスは見所があります。小さいながら美しい城と、ヴィリニュスに負けないほどの教会などなど。
この記事では訪れた中で厳選したスポットをご紹介します。
- カウナス基本情報
- カウナスおすすめ観光スポット
- カウナス城(Kaunas Castle)
- 旧市庁舎(Kaunas Town Hall)
- ヴィタウタス大公教会(Church of Vytautas the Great)
- 聖ペテロ&パウロ大聖堂(Cathedral Basilica of Sts. Peter and Paul)
- 聖ミカエル教会(St. Michael the Archangel’s Church)
- 聖フランシス・ザビエル教会(Jesuit Church of St. Francis Xavier)
- The Wise Old Man
- 自由の戦士 ヴィティス象(The Freedom Warrior – Vytis)
- ネリス川公園(Neris Riverside Park)
- 杉原記念館(Sugihara house)
- おわりに
カウナス基本情報
カウナスはヴィリニュスに次ぐ都市で、ソビエト連邦併合以前は臨時首都だったこともあります。その歴史は古く、街の建設は11世紀にまで遡ります。リトアニアのほぼ中央に位置し、首都ヴィリニュスからのアクセスは1時間半ほどです。
カウナスへの行き方
ヴィリニュスからバス又は電車で行くのが一般的です。こちらの記事にて詳しく解説していますので参考にしてください。
カウナスの治安
リトアニア全体に言えることですが、カウナスも治安がとても良いです。海外旅行で必要な注意を怠らなければ、大きなトラブルに巻き込まれる可能性は非常に低いでしょう。
カウナスおすすめ観光スポット
ヴィリニュスとはまた違った観光スポットが楽しめるカウナス。街の雰囲気もやはり違うので、歩いているだけでも楽しいです。多くの方が回るであろう中心街の観光スポットをまとめました。
カウナス城(Kaunas Castle)
ゴシック様式で14世紀に建てられた城で、元はドイツ騎士団からの進攻に備えて建てられたものです。騎士団の攻撃で3週間かかった後に破壊されてはしまうのですが、その後修復されて住居や防衛拠点などの役割を果たしました。
再建後も戦火により破壊されて、現在残ったのが塔と一部の城壁ということです。色合いが美しくて大きすぎないので私はこれで好きです。現在はカウナス市立博物館の支部にもなっています。
旧市庁舎(Kaunas Town Hall)
高さ58mにもなる塔をもつこのバロック様式の建物は「白鳥」と呼ばれ、外観の美しさが特徴的です。館内の一部は博物館で、武器や食器などが展示されています。広場はクリスマスシーズンにはマーケットが開かれる場です。
中には博物館だけでなくインフォメーションセンターも入っていますので、観光前の情報収集にも最適になっています。
ヴィタウタス大公教会(Church of Vytautas the Great)
カウナス市内で最も古い教会の一つであるヴィタウタス教会は、リトアニア国内においても代表的なゴシック建築の一つ。元はヴィタウタス大公がヴォスクラ川での戦いでの敗戦で生き残ったことから、聖母マリアへの感謝として建てたものです。
川に近いがために洪水に見舞われてきた歴史がある上、やはり戦火に巻き込まれていますが、現在は修復・改修を経てこのような美しい姿を
聖ペテロ&パウロ大聖堂(Cathedral Basilica of Sts. Peter and Paul)
1400年代には建っていたという歴史ある教会です。戦火によって破壊されたものが再建され、その後の改修も経て今の形になっています。リトアニア国内の文化遺産にも連なっていて、2018年にはローマ教皇のフランシスコもここを訪れています。
リトアニア最大のゴシック様式の建築と言われる見事な内装、外装を是非見に行きましょう。
聖ミカエル教会(St. Michael the Archangel’s Church)
とても立派で美しいカトリックの教会です。カウナスの新市街地に建っており、完成は1895年と比較的新しいものとなっています。カウナスで最も美しい教会ではないでしょうか。
ソ連にはギャラリーとして使われたり、ロシア正教会として使われた歴史があります。カトリック教会に戻されたのはリトアニア独立後のことです。リトアニアの多くの教会がこういった歴史を持ってることが、この国の大変だった歴史を物語ってますよね。
聖フランシス・ザビエル教会(Jesuit Church of St. Francis Xavier)
ピンクの可愛い色が目を惹くのはフランシスザビエル教会です。イエズス会によって建てられたこの教会は、一度はロシア正教会に渡ったものの、紆余曲折を経て1989年にイエズス会に戻されました。学校やスポーツのホールとしての役割も果たしてきたそうです。
The Wise Old Man
「The Wise Old Man」と呼ばれるこのアートは、カウナス城近くの建物の側面に描かれています。巨大で奇妙なおじさんの絵は非常に目立ち、観光客がよく写真を撮っていくスポットです。
この建物自体は工場のようです。こういったストリートアートはカウナスにいくつかありますので、それを探すのも楽しいかもしれませんね。
自由の戦士 ヴィティス象(The Freedom Warrior – Vytis)
とても美しい彫刻がカウナス城の前にあります。実は建てられたのは2018年7月と、かなり最近のことです。ネリス川やカウナス城との写真が映えます。
リトアニアとウクライナの彫刻家によって作成されたこの像は高さが7mにもなります。迫力と美しさを併せ持った彫刻と共に写真撮影しましょう。
ネリス川公園(Neris Riverside Park)
カウナスの街を東西に走っているのがネリス川です。川沿いの公園はおだやかな天気の元リラックスするには絶好のスポットで、風が穏やかな日なら空を反射して写す川の景色はとても綺麗です。
川沿いに長く移動できるし、カウナス城も近いので、歩き疲れたら一休みするに良い場所だと思います。
杉原記念館(Sugihara house)
カウナスを訪れる日本人旅行者のほぼ全員の目的地であろう杉原記念館。建物は小さいながら、その展示内容の濃さは驚きと感動です。
2020年現在、存続の危機にあります。公式HPから寄付ができますので、是非とも寄付を、そしてここを訪れてほしいと思います。
カウナス駅からですが、行った記録を別記事にて紹介しています。
おわりに
ネリス川やネムナス川を渡れば、また違ったスポットが広がっています。今度行った時にはそちらも回って追記したいと思います。まだまだリトアニアの魅力を堪能し足りません。
杉原記念館は勿論のこと、街歩きも是非楽しんでみてくださいね。
読んでいただきありがとうございました。
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