【1人でも行ける】ヴィリニュスからシャウレイ十字架の丘への行き方【リトアニア】

リトアニアの世界遺産である「十字架の丘」。その圧倒的な光景を見れば一生忘れないであろう、夥しい十字架の数。リトアニアの歴史に関するスポットでもあるので必見です。訪れて損は絶対にありません。因みに、べつに心霊スポットではありませんので誤解なきよう。

ヴィリニュスからはそれなりに離れているので、少しアクセスが面倒。ですが日帰りも可能です。この記事では分かりやすく行き方を解説しています。

ヴィリニュスからシャウレイへの行き方

ヴィリニュスからシャウレイへは距離が200kmほど離れていますので、例えるなら東京から長野県上田市まで行くようなもの。

バスと電車のどちらでも行くことができますが、それなりの田舎なので、長距離・長時間の移動になることを考えると、計画をしっかり立てての電車移動の方が良いと思います。

ヴィリニュス⇔シャウレイ 電車での行き方

おすすめの電車移動について解説します。まずはヴィリニュス駅に向かいましょう。市街からは徒歩かバスで行くことができます。

リトアニアの電車のチケットは駅の窓口で買うか、鉄道HPからオンラインで買うかです。電車はバスと比べて本数が少ないので、予定が決まってるなら事前に買ってしまうのをおすすめします。

公式HPから行先と目的地に「Vilnius」「Siauliai」と入力して検索すれば、あとは好きな時間帯のものを買うだけです。オンラインで買った場合は、念の為チケットを印刷できているとベターです。

こちらの記事はカウナスですが、チケットの買い方は同じなので参考にしてください。

ヴィリニュス~シャウレイまではおおよそ2時間以上料金は11.6€(約1375円)~かかります。 車内にWi-Fiがある列車も多いです。 移動が長時間なうえ、ヴィリニュス~シャウレイ間の電車は1日に5本程度しか出ていませんので、計画は事前に練って臨んだ方が良いでしょう。 それゆえ、シャウレイまで日帰りで旅したいという方は早朝に出発しましょう

私が日帰りでヴィリニュスから十字架の丘まで行った時は6時台に出発する電車でした。十字架の丘にどれだけ滞在するのかにもよりますが、後程旅程を詳しく紹介します。

到着はシャウレイ駅です。

ヴィリニュス⇔シャウレイ バスでの行き方

バスで行く場合は、ヴィリニュス駅のすぐ近くにあるヴィリニュスバスターミナルからの出発になります。中にスーパーマーケットも入っていて便利です。

バスで行く場合の所要時間はおよそ3時間以上、料金はバス会社次第で、大体14€(約1661円)~になります。電車よりも本数が多く、1日に15本ほど出る時もあります。バスによってはWi-Fiがないのと、乗り心地という点で電車には劣りますが、本数が多いのが強みです。

ただし

チケットは窓口で買うか、やはりオンラインでも買うことができます。オンラインの場合はリトアニアのバス公式HPから買いましょう。チケットの買い方は、上で紹介した記事に記載してあります。

もし日帰りにしたいのであれば、一番早い時間のバスにしましょう。ただでさえ電車より時間がかかるうえに高いので、荷物が多いとか特別な事情がなければ電車を勧めます

到着はショッピングモールのすぐ下にあるシャウレイバスターミナルです。

シャウレイから十字架の丘への行き方

シャウレイに着いても、十字架の丘は歩いて行くには遠すぎます。ここからの移動手段は主に2通りです。

シャウレイ⇔十字架の丘 バスでの行き方

バスで十字架の丘まで行く場合は、シャウレイのバスターミナルからの出発になります。十字架の丘の最寄りバス停は「Domantai」と言います。上で紹介したバスの公式HPにてタイムテーブルを確認することができます。平日と違い、休日は本数が減るので注意です。大体1時間に1本程度出ています。

所要時間は20分しない程度、料金は片道0.8€(約94円)です。このチケットはオンラインでは購入できませんので、ドライバーから購入しましょう。現金のみ使えます。

Domantaiまで着いたら、そこからは徒歩になります。Domantaiからの徒歩でおおよそ30分見ておきましょう。詳しい道程は下の方の手記に記してあります。

シャウレイ⇔十字架の丘 タクシーでの行き方

タクシーで行く場合は10€せず、所要時間も15分ほど。シャウレイ駅前には大体タクシーが停まっていますので、捕まえるのに苦労はしないと思います。現金のみです。細かい貨幣も持っていきましょう。

おそらくドライバーは英語を話しませんので「Hill of Crosses」で伝わらない場合は「Kryžių kalnas (クリージュ・カァルナス) 」と口頭で伝えるか、この文字を見せるのが一番です。シャウレイを訪れる多くの観光客がここへ行くので、すぐ察してくれると思います。

タクシーの他にはUberといった配車サービスを使うのも手。事前に決済できるし、ピックアップ場所と目的地も事前に伝えられるので便利です。

タクシー等の場合は、ほぼ十字架の丘の入口付近まで乗せて行ってくれますので、徒歩0分に近いです。

十字架の丘からの帰り方

帰りも行きと同様の手段になります。バスorタクシー(or配車サービス)です。時間に余裕があるなら、のんびりとDomantaiでバスを待つのがいいでしょう。

帰りのバスの時間を把握したうえで十字架の丘の滞在時間を決めるのが賢いやり方かなと思います。 早く帰りたい場合は、Uber等で時間を決めて呼んでおくか、行きの際に使ったタクシーに待ってもらう(ちょっと申し訳ない)のも手段です。

ヴィリニュスから十字架の丘 手記

私が行った時の道程を記しますので参考にしてください。

当日(2019年4月)はヴィリニュスを6:50発の電車に乗りました。ヴィリニュスの駅はソファ席のようなものもあって、寝ている人も多数。売店などもあり便利です。

シャウレイの駅に着いたのは9:09。建物はシンプルですが、ヴィリニュス駅と違ってトイレが無料でした。ヨーロッパでは多くの場所でトイレは有料ですので、ありがたいですね。

ここからの選択肢はバスかタクシーかでしたが、私はシャウレイを12:15出発する電車を既に予約購入してましたので、ゆっくり観光するためにもタクシーを選択。駅前すぐで捕まえました。英語は通じませんでしたが、 Kryžių kalnasの文字を見せてすぐに伝わりました。

ものの15分で観光案内所もすっ飛ばして十字架の丘に到着。ここまで10€かかってませんのでぼったくりはされていません。ここから先は徒歩ですが、もはや到着していますからね。十字架が立ち並んでいます。左手に見えているのはチャペルです。

丘を正面?から撮ったらこんな感じ。思っていたよりもずっと広くて大きいのと、何よりも十字架の数に圧倒されます。そして他の観光客がいない!(゚∀゚)貸切です!

周りに本当に原っぱがあるのみで、何もない中での十字架の丘は一度見たら忘れない光景です。ソ連に対しての抵抗とリトアニアの人々の祈りの証であるこの丘ですが、今では観光客もここに十字架を立てていきすので正確な数は不明。

登ったり歩いたりしてると風に揺られて十字架がカタカタと音を立てます。その響きがどこかもの悲しいようでもありました。しかも私一人だし。

ゆっくりと見て回って1時間しない程度。帰りは観光案内所にも寄るために徒歩でDomantaiバス停まで向かいます。

道中何度も振り返りましたが、改めて十字架の多さに驚きですね。ほんとビッシリあります。

文化遺産として守られ、十字架はこれからも増え続けることでしょう。今はバルト三国の観光人気はまだフランスやスペイン、イタリアといった国々に及びませんが、東欧はこれからもっと発展していくと思っています。人気が出すぎる前に来た方がいいかも?

観光案内所では琥珀のアクセサリーのお店が入っている他、様々なお土産が売っています。丘に立てるための十字架も大小様々です。なお、ここのトイレは有料です。小銭も必要。シャウレイ駅で済ませた方がいいですね。

ここからマップを頼りに、ほぼまっすぐ歩くこと20分でDomantaiのバス停に到着。分かりづらいですが、道路を渡って左手に見えてきます。下の写真はバス停から歩いてきた道を見た絵。

時刻表もバス停に書いてありました。私は12:15発の電車を予約済みなので、余裕を持って10:43のバスに乗ることに。 こちらの写真は2019年4月時点ですので、時刻表が変わってる可能性があります。常に最新の時間を調べましょう。 上の方で挙げたリトアニアのバスの公式HPでもタイムテーブルを見ることが可能です。

無事にシャウレイバスターミナルに11:00過ぎには着きました。移動に時間があるなら、ショッピングモールで時間を潰すのも手ですね。私はお昼を食べるのも兼ねてそうしました。

おわりに

十字架の丘はリトアニアの無形文化遺産としてユネスコに登録されて以来、多くの観光客が訪れています。それだけ魅力的な光景で、私も見た時は言葉を失ってしまいました。

少しヴィリニュスから行くのは面倒で時間もかかりますが、行く価値は十二分にあります!是非ともこの記事を参考に訪れてみてください。

読んでいただきありがとうございました。

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