ヴィリニュスに滞在していた際に面白かったお店に行った時の記録です。ただの旅行記ですが、世界にはこんなに愛されているものがあるんだなと感動しました。日本人ももっと観ればいいと思うし、もっと発展していったらいいですよね。オタクの話が少しだけ入ります。
ヴィリニュスの楽しいとこ
ヴィリニュスはリトアニアの首都ですが、その知名度は日本ではどれくらいなのでしょうか。リトアニアという国名自体知らない人もきっといるし、バルト三国って何?という人も少なくないのかもしれません。私自身、行くまでは首都の名前は知りませんでしたし。
到着してからは驚きの連続。治安の良い街、美味しい料理、思ってたよりも遥かに多い観光スポット、美しい旧市街などなど…やはりヨーロッパの街は歩いてて楽しいものです。
ヴィリニュスはその旧市街が有名ですが、ネリス川を渡って北に向かうと、思ったより近代的な景色が広がっています。
どちらかと言えば、リトアニアは先進国というよりは途上国寄りなのかなというのが行く前の感想でした。Wikipediaで「先進国」って検索して出てくるページに載ってないので実際そうなのかもしれません。
しかし、高層ビルや大型ショッピングモールがこのように並んでいる景色を見ると、充分進んでるように見えますよね。歴史ある旧市街を守りながら、近代的な部分もどんどん発展していくのでしょう。ネリス川から見るゲディミナス城もまた綺麗です。
この他にも博物館も充実しており、滞在時に飽きることはありませんでした。バルト三国の中で一番物価が安かった気がします。そこも嬉しいところですね。
ヴィリニュス街歩きで見つけた店
滞在最終日に空港に戻るため、駅に向かうところでした。ふと横の建物の窓を見たら、フィギュアが置いてあったのです。しかも日本のアニメの。
私個人はアニメ方面も詳しいのですぐに気づきました。しかし奇妙…というか一番驚きましたね。だってここはリトアニアであって秋葉ではないから(笑)
驚いたのでよくよく見てみると、どうやらお店の様子。しかも名前が「Geek Cafe」です。名前で察しました。「geek」はまぁ「オタク」という意味だと思ってOKな英単語。つまり、ここはオタク御用達の集い場だったのです!
日本から遠く遠く離れたバルト三国の小さな国にも、日本のアニメ愛好家がいるのだなと感動してしまいました。なので入っちゃいました。リトアニア語は全く分からないけれども、まぁアニメの話なら色々分かるしと思って。
ヴィリニュスのオタクを発見!
カフェの内部はもう日本の作品のフィギュアやポスターのオンパレード。プレステが置いてあり、いつでも誰でも使って対戦していいよとのこと。客層は若い人が多いですが、正直向こうの人は年齢が分かりづらい。
見た目で言えばパンクな感じの方が多めで、秋葉を練り歩いてる日本人オタクとは一線を画します。最初は少し近寄りがたく見えてしまうかもしれませんが、皆さんお辞儀をしてくれました。日本式挨拶だからかな。
このフィギュアの数々…ボカロにラブライブ、進撃の巨人、イカ娘、Reゼロにエヴァ、etc…ここは秋葉だろうかと錯覚するほどです。
新旧の作品をカバーしてる辺り、なんかもう見事ですね。
壁にかかっているポスター。左から順にドリフターズ、ベルセルク、そして黒執事です。まさかのドリフターズですよ。面白いんだから早く連載再開しろやヒラコー!リトアニア人も待っているぞ!
あと、こんなポスターも見つけました↓↓
テレ東の某番組の募集ポスターでしょうかね。リトアニア語で書いてあるようなので全く持って読めませんが、明らかに日本行きたい人募集してそうな感じです。
個人的にはこの手の日本アゲ番組って凄く嫌いなのですが、少なくともちゃんと出演者は本当に募集しているのだなと。まさかリトアニアで知ることになるとは思いもしませんでしたけどもね。
カフェなので勿論ドリンクの注文が可能です。クレカの機器が壊れてたので現金で払いました。
カウンターにもさりげなく小さくカオナシがいます。可愛くて草。
店主らしき若い男性は英語が堪能だったので話を聞くと、どうやらここはアニヲタの溜まり場の模様。 思い思いに皆過ごしており、奥ではカードゲームで盛り上がってました。今回の旅で一番リトアニア語を学びたいと思った瞬間でした。
店主は日本にも来たことがある…どころか、同人イベントにすら参加していた模様。相当好きなんですねぇ。リトアニアに来て最初で最後に見る日本語がこれかい。
残念ながらこの懐古記事を書いている2020年現在は閉店になってしまったようなのですが、ここを見つけることができたのは嬉しいです。ヴィリニュスに旅行に行った日本人は多そうですが、Geek Cafeに訪れた人はそう多くはないでしょう。
おわりに
日本の所謂サブカルチャーと言われているアニメや漫画、ゲームは、世界中で人気があるのは周知の事実です。もはやサブではないカルチャーかもしれませんね。
日本人がリトアニア文化について詳しくなくても、こちらの文化を愛してくれているリトアニア人がいるなんて嬉しいと同時に、自身ももっと色んなことを知らなければなと思った出来事でもありました。
他の国でも面白い場所見つかるといいな。
以上、ただの旅行記でした。
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