ナットシェルで最高の絶景へ!ソグネフィヨルド・ネーロイフィヨルドへの行き方

ノルウェーでも屈指の人気観光スポットであるソグネ・フィヨルド。数多くのフィヨルドを擁するノルウェーの中でも最大のフィヨルドであり、世界でも2番目の大きさを誇ります。通年で観光が可能なのも大きな特徴です。

そしてネーロイ・フィヨルドはそんなソグネ・フィヨルドの支流であり、世界遺産にも登録されている世界で最も狭いフィヨルド。併せて見るのがオススメです。

そんなソグネおよびネーロイフィヨルドには個人でも簡単に行くことができます。ベルゲン鉄道やバス・船を乗り継いでの旅は、フィヨルドに着く前からずーっと絶景を味わえます。日帰りも可能なソグネ・フィヨルド個人ツアーを自分でアレンジしちゃいましょう。

ナットシェルで行くソグネ・フィヨルド

オスロからソグネ・フィヨルドに行くのに欠かせないのがノルウェー ナットシェルと言われる周遊パスです。「Fjord Tours」というノルウェーのベルゲンにある会社が販売していて、実に上手い具合の時間で、公共交通機関を乗り継いで行くことができます。

私はオスロから行ってオスロに帰りましたが、そのままベルゲンに行ったり、逆にベルゲンからオスロに行くことも可能です。自由度が高いので、自分の旅行に合わせてアレンジできるのが魅力です。

ノルウェー ナットシェルの購入

便利なノルウェー ナットシェルですが、どのように利用したらいいのか。大事になってくるのは自身の旅行計画に合わせた時間・ルートの選定です。

そして、できることなら早めに予約・購入してしまうこと。観光シーズンでは混んでしまうことも考えられるので、なるべく早く決めましょう。フロム鉄道とフィヨルド観光船は予約が必須となっています。

まずはルートの選定

出発地と最終目的地を決めなければなりません。ソグネ・フィヨルドとネーロイ・フィヨルドはあくまで通過点です。殆どの人はオスロかベルゲン発着になるかと思います。

オスロとベルゲン、そしてフィヨルドの地理的関係は以下のようになっています。

オスロからベルゲンに移動がてら見ることもできるし、ベルゲンからベルゲンに戻ってくる人もいます。つまり、基本的なルートのパターンとしては以下の4つなわけです。

  • オスロ→オスロ…ベルゲン鉄道での移動時間がとても長い(12時間近い)
  • オスロ→ベルゲン…首都オスロから第2の都市ベルゲンへ西へ横断する
  • ベルゲン→オスロ…第2の都市ベルゲンから首都のオスロへ東に横断する
  • ベルゲン→ベルゲン…移動距離と時間がもっとも短く、一番安い

途中のヴォスなどで宿泊するのであればまた変わりますが、基本的にはオスロorベルゲン発着でしょう。ノルウェー ナットシェルならば上記のどの組み合わせも自由自在です。

これに関しては特にオススメがあるわけではなく、あくまで自分のプランに合ったものを選択しましょう。どのルートであっても、丸1日はかかると思っておきましょう。最も時間がかかるオスロ→オスロだとしても日帰りは何とか可能です。

チケットの料金

選ぶルート、発着地点によって料金が変わります。Fjord Toursの公式サイトによれば、最も安い場合でも2020年7月現在のレートで1,920 NOK(約22,000円)かかります。高いものでは4,000 NOK近くするものもあるので、それなりの出費は覚悟しましょう。

オスロパスなどを使っても割引はありません。Fjord Toursは独自のFjord Passなるものを発行していますが、博物館の無料入場ができるオスロパスと比べて25%の割引に留まる上に100 NOKと高額なので、買う意味もさほどないでしょう。

物価の高いノルウェーですので、ここはどうしようもない部分です。しかし、それだけの値段をかける価値がフィヨルドにあるのは確かです!

ナットシェルの購入方法

ナットシェルを購入する手段は主に2つ。販売元のFjord Tours公式サイト、海外現地ツアー予約サイトであるVELTRAでの予約です。後者は日本語での予約が可能なうえ、クーポンなども利用可能ですのでお得かと思います。

上記2通りの手段でのナットシェルの購入方法を詳しく別記事でまとめました。こちらを参考に予約しましょう↓↓

そして重要なのが、ナットシェルにも種類があるということ。ソグネ・フィヨルドに行く場合は、「ノルウェーナットシェル」と「ソグネフィヨルドナットシェル」の2つが選択肢になります。それぞれの特徴は以下です。

ノルウェーナットシェル
  • ソグネフィヨルドの支流であるネーロイフィヨルドを見ることができる
  • 1年中使えるナットシェル
  • 最もベーシックであり、人気が高い
  • 列車、船、バスを組み合わせてある
ソグネフィヨルドナットシェル
  • 乗り換えが少なく、高速船で長くフィヨルドを堪能できる
  • 夏季のみの運行
  • バスは利用しない
  • 必ずベルゲンを通ることになる

私が利用したのは上のノルウェーナットシェルです。ベルゲンに行かずにオスロ→オスロ移動をしたかったためですが、結果的にネーロイフィヨルドも見ることができ、満足度は非常に高いものでした。

ソグネ・フィヨルド観光の注意点

実際に行ってみた経験から、フィヨルド観光において何か事前に知っておいた方が良い情報を考えてみました。

フィヨルド観光時の服装

確実に使う交通手段は列車と船ですが、問題はお察しの通り船での移動時になります。やはり景色を楽しむツアーなので外に出ることになりますが、船移動は風が問題になります。

私が利用したノルウェーナットシェルですら、そこそこの移動速度での船でした。ソグネフィヨルドナットシェルでは高速船とのことですので、風により体感温度は著しく下がります。通年で上着の調節は必要と考えましょう。

幸運にも天気が良ければともかく、雨など降っていたら最悪です。登山などで使える防風・撥水加工が効いたアウトドアウェアなどがあると非常に便利です。

風景を楽しむコツ

こちらの画像をご覧ください。

左はクルーズ出発前に、我先にと椅子を取り合って、なるべく最前列に座ろうとしていた他の観光客の様子。そして右は出発して5分後です。すっからかんですね。

船が出発してすぐに素晴らしい絶景が待っていますので、結局皆立ち上がるのです。こういった無意味な行為をせずに、乗り込んだらすぐに船首の方に向かいましょう。風は正面から受けますが、写真を撮るのに一番いいポジションを先に確保してしまうと風景を楽しめます。

フィヨルドではアザラシにも遭遇?

私がフィヨルド観光に行った時は5月。上述のように他の観光客を尻目に船首に向かったわけですが、おかげでアザラシを見ることができました。すぐ潜ってしまいましたが…

望遠を持っていなかったので鮮明に撮ることはできませんでしたが、その時の様子も一番下のレポート記事に載せていますので参考に読んでいただけると嬉しいです。

さいごに

ソグネフィヨルドおよびネーロイ・フィヨルドへの行き方をご紹介しました。1年を通して楽しめるので、どの時期に行っても「テレビで観たことある!」ような絶景に感動することでしょう。途中の鉄道からの風景も実に美しいものです。

こちらの記事と、記事内で紹介した記事が参考になると思いますので、ノルウェーに行った時には是非とも参考にしていただければ幸いです。

読んでいただきありがとうございました。

美しい風景が楽しめるレポート記事も参考にしてください↓↓

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