初めて行く国、都市においていつも下調べが必要なのが交通機関の使い方ですよね。国によって現金だけであったり、バリデートの方法が違ったりと戸惑う経験は必ずあります。
交通機関の使い方を知り、上手く使いこなすことで無駄な時間やお金をかけたりすることなく、効率よく色んなところを見て回ることができます。
この記事ではエディンバラの交通機関の使い方を解説しています。バス・トラムを上手く使いこなして、観光スポットを沢山回りましょう!本ブログで紹介しているエディンバラの観光スポットの記事も、バスや電車を使って回ることができます。
エディンバラの交通機関
エディンバラではメトロが走っていません。そのため、移動に使うのはバス、トラムが主な手段になります。
バスに関しては「FIRST」と「LOTHIAN」の2社が運行していますが、便が多くて使いやすいのはLOTHIANです。本数が多いだけでなく、街中を網羅しているので使いやすく、旅行者が一番お世話になるのはバスになるかと思います。
トラムはバスに比べて定時運航率が高いところが利点ですが、ルートの豊富さでは劣ります。ただし空港⇔市内の行き来には一番便利ですし、使うことになるでしょう。
Edinbrugh Waverley駅があることから分かるように、当然鉄道もありますが、使うのはよっぽど離れた場所に行く場合。エディンバラ近郊の観光スポットに限れば、フォース橋に行く際には電車を使う機会があるでしょう。
エディンバラのバスの乗り方と料金
エディンバラのバスの特徴はルートの豊富さと本数の多さです。街中を網羅し、どこへでも行きやすい交通手段として、地元の住民にもよく使われています。先に述べたように2社が運行しています。
ロンドンにあるような2階建てのバスも多く見かけますが、ロンドンとの違いは列に並ぶ習慣があることです。ヨーロッパではあまり列に並ぶ国が多くないので、きっちり並ぶエディンバラはちょっと珍しいかもしれません。日本人は並ぶの得意なので、マナーをしっかり守って乗りましょう。
エディンバラのバス料金
料金体系は実にシンプルです。
- Single Ticket(片道券)…£1.5、距離無制限
- Day Ticket(1日乗り放題券)…£4.0
- Airport Day Ticket(1日券+空港行き)…£9.0
旅行者はこれだけ覚えておけば大丈夫でしょう。深夜は料金が変わりますし、長期出張や留学となるとICカードなどを使った方がいいですが、本記事では触れません。
エディンバラのバスのチケットの買い方
チケットは券売機か車内で運転手から購入するかが主です。オンライン購入も可能ですが、楽なのは券売機でしょう。ただし券売機は何処にでもあるわけではありません。
運転手から直接買うことも出来ます。「Single ticket, please」とでも言えばくれます。ただしお釣りが出ないので、細かい現金を必ず用意しておく必要があります。凄く親切なお婆さんが旅行者夫婦に細かいコインを渡してあげるのを見たので、運が良ければ何とかなるかもしれませんが…しっかり用意していきましょう。
正直そういったことを気にするくらいならば、大して高くもないので券売機を見つけて1日券を買ってしまうのが一番良いと思います。
バスの注意点
以下の注意点があります。特に目的地で降りるのは注意を要します。
- あまり時間通りには来ないです。
- 乗り降りは基本的に前からです。
- 停車駅のアナウンスがないので、Google Mapを活用しましょう。
- 車内にFree Wi-Fiがあるので活用しましょう。
- 降りる時は前もってSTOPボタンを押しましょう。
- 2階席にいた場合は降りるのに手間取ります。前もって1階に移動しましょう。
- とはいえ凄く揺れるので、バス車内の移動は停止中などの方が安全です。
- 1日券は3回乗れば元が取れます。
エディンバラのトラムの乗り方と料金
トラムは要するに路面電車。日本ではあまり見かけることはないですが、ヨーロッパでは主流の乗り物の一つですね。
バスと違って渋滞の影響を受けないため、定時運航率が比較的高いのが特徴です。どの国でも総じてバスよりも車体が新しいので快適なのも良い点だと思います。エディンバラのトラムは開通が2014年と最近なので、特に綺麗です。
エディンバラのトラムの料金
バスに比べるとややこしいのがトラムです。ゾーンで料金が分かれたり、チケットの種類が多かったりします。空港からの利用も含めて下に挙げてみました。(2020年6月現在)
- 市内片道…£1.80
- 市内往復…£3.40
- 市内1日券…£4.50
- 空港⇔市内片道…£6.50
- 空港⇔市内往復…£9.00
- 市内1日券+空港行き…£10.00
この他、ファミリーチケットなどもありますし、1週間のICカードもあります。ゾーン分けは空港を含むか含まないかの違いだと思っておいてください。これのせいで面倒な種類の多さになっています。
公式HPに詳しく載っていますので、最新の情報を確認してください。
エディンバラのトラムのチケットの買い方
トラムのチケットは券売機での購入になります。下のような券売機が街中にありますので、探して購入します。プリンセスストリートなどで見つけられるでしょう。
バスと違って運転手から購入は出来ないので注意です。検札が来た場合に罰金として£10取られてしまいます。
最初の画面では1日券か片道/往復券かで選択が分かれます。1日券を買うときは右側を、片道/往復券ならば左側をタッチしましょう。右側の1日券をタッチすると以下の画面になります。
上は市内中心部の1日券で、トラムとバスが乗り放題になります。下は市内中心部に加えて、空港までの道程も追加されます。次の画面に進めば大人・子供なのかで人数を選ぶだけなので難しくありません。
次は最初の画面から左を選んでみます。片道/往復券を買う場合は以下のような画面が出ます。
要するに目的地の選択画面なのですが、市内中心部が目的地ならばとりあえず「Princes Street」か「St. Andrew Square」を選びましょう。後者はEdinbrugh Waverely駅に最も近いトラム停車駅です。その他は画面になければ、真ん中下の「Search Destination」から検索することができます。
空港にさえ行かなければ、距離に関係なく1律料金なので、最悪適当に買っても問題はないです。
次の画面に進めば、枚数の選択画面のみです。往復を買うなら「Return」が付いている方を選択してください。
支払いは硬貨又はクレジットカード(VISA、Master Card)になります。公式HPの方でルートなども検索できるので訪れてみることをお勧めします。
トラムの注意点
トラムはバスと違った注意点があります。お金が無駄になることもあり得てしまうので、しっかり覚えておきましょう。
- チケットは購入後30分以内に使用しなければならない。
- 運転手からの購入はできません。絶対に事前に買ってください。
- 空港に行く場合は料金が変わるので注意。それだけは覚えましょう。
- 検札があるのでチケットはすぐ出せるようにしましょう。
- 1日券は3回乗れば元がとれます。
エディンバラのおすすめ観光地と交通手段
おすすめ観光スポットの記事でも紹介してある中で、交通機関を使うと楽な場所、使うべき場所をまとめてみました。上記の乗り方を参考に、是非とも行ってみてください。
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号
エディンバラの人気No.1観光地と言われているロイヤル・ヨット・ブリタニア号は、イギリスの王室が実際に40年間以上にわたって使用していた船舶です。今は現役を引退しているものの、観光地として一般開放されており、オーシャンターミナルに停泊しています。
バスを使って簡単に行くことができますし、ボリュームたっぷりな展示が待っていますので、是非とも行ってみてください。
詳しい行き方の記事はこちらを参考に↓↓
フォース橋
フォース橋は建てられてから100年以上経った今でも現役で使われている巨大な鉄橋です。エディンバラ中心部にあるEdinbrugh Waverley駅から出発する電車もここを通るものがあります。
強風にも負けない設計となっており、その様から「鋼鉄の恐竜」との異名も付いている橋。ユネスコの世界遺産にも登録されています。徒歩では到底行けないので、この記事では紹介していない電車を利用して行く必要があります。
世界遺産巡りが好きな方は必ず行っておきたい場所ですね。詳しい行き方の記事はこちら↓↓
スコットランド国立近代美術館
Modern OneとModern Twoの二つの建物から成る近代美術館は、エディンバラにある無料で入場できる美術館の一つです。プリンセスストリートの西端から徒歩で行くこともできますが、多少登り道なのもあって面倒に感じる方もいるはず。
エディンバラのバスはこの美術館の目の前もルートに入っていますので、バスで向かうのがいいでしょう。
美術館巡りの記事でも行き方の参考になりますのでご一読ください↓↓
スコットランド国立肖像画美術館
この記事内で紹介した観光スポットの中では最も中心部に近いであろう肖像画美術館。建物自体も美しいのですが、中の無数の肖像画や写真、彫像の展示は圧巻です。
この美術館も無料で入場可能な箇所の一つです。プリンセスストリートから歩いてもいけますが、例によって登りになりますし、旧市街で歩き疲れる方も多いでしょう。バスでならすぐに到着します。
美術館巡りの記事でこちらの肖像画美術館についても触れてますので是非ご一読ください。
さいごに
エディンバラの交通手段について解説させていただきました。旧市街をはじめとして、中心部は殆ど徒歩で回ることができるのですが、やはり紹介したような人気スポットは交通機関を上手く使いこなすことで簡単に回ることができます。
上手く移動時間を短縮すると、観光スポットをじっくり見る時間も増えるので、よろしければ是非この記事をブックマークして参考にしていただければと思います。
読んでいただきありがとうございました。
本記事で紹介したものを含めたエディンバラの観光スポットまとめはこちら↓↓
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