スコットランドで12年間にわたって最も観光客が訪れている場所。それがロイヤル・ヨット・ブリタニア号です。エリザベス女王が、また王室が使うための「浮かぶ王宮」ともいうべき豪華な船は、解説を聞きながら見て回っていると行き帰りも含めて半日は潰せてしまう観光スポット。
大人気でして、毎年30万人もの観光客がここを訪れています。この記事では、そんなブリタニア号への行き方を解説します。
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号とは
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号は1953年に完成した王室用の船です。イギリス王室は現在までこういった船舶を多く所有してきましたが、これが83隻目と言われています。
1954年から約40年間にわたって王室で使用され、エリザベス女王を乗せて100万マイルを旅した後に引退。現在はエディンバラのオーシャン・ターミナルに停泊したままになっています。
観光スポットとしては大人気で、30の言語を網羅しているオーディオガイドを利用しながら船内を回ることができます。それぞれの船室に詳しい解説があって、夢中で聞いていると時間があっという間に過ぎてしまうくらい。私も数時間滞在してしまいました。
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号への行き方
ブリタニア号は当然ながら港にあるので、エディンバラの中心部からは少し離れており、徒歩でいくことは困難です。地図で見るとこの辺りになります。
よって、シティツアー等で回らず自力で行くのであれば、基本的にはバスかタクシーの2択になります。あまりいないと思いますが、車で行く場合は駐車場が無料ですのでありがたいです。
殆どの方はバスで向かわれると思います。
バスでの行き方
一番おすすめなのはバスで行くことです。安全ですし安いので。
ブリタニア号に行くためには、オーシャンターミナルまで行く必要があります。最寄りのバス停の名前は「Ocean Terminal(Stop OB)」。プリンセスストリート(Princes Street(Stop PE)から乗るのが簡単です。
Ocean Terminalまで行くバスは主に11番、22番です。34番でも行けますが、「Princes Street(Stop PK)」発の「Ocean Terminal(Stop OF)」着と、少し違います。
上の画像は11番バスのルートの例です。上記の3つのバスのどれでも、所要時間は30分前後となっています。
料金は片道で£1.5になります。1日乗り放題が£4なので、ブリタニア号への往復+1回どこかで使うのであれば、乗り放題券を買ってしまった方がいいかもしれません。
帰りは到着時とは道路を挟んで向かい側のバス停で待てば大丈夫。11,22,34番のいずれかでプリンセスストリートまで帰りましょう。
バスの乗り方について詳しくはこちら↓↓
タクシーでの行き方
当然ながら料金が高いので、よっぽど急いでいる場合以外はそんなにおすすめしません。
エディンバラ中心部からなら、「Royal Yacht Britannia」と伝えれば10分足らずで到着します。タクシーはクリスマスや新年の時期は料金が高くなります。道で拾う場合はEdinburgh Waverley駅付近でなら捕まえやすいでしょう。タクシー乗り場もあったと思います。
予約する場合は電話かオンラインで。スマホのアプリでも可能です。こちらのCity Cabsの公式HPに詳しく載っていますので参考にしてください。
乗り込む前に行先を伝え、料金を確認しましょう。料金は£8程度のはずなので、£10を超えてるようならぼったくりです。チップは10%ほど払うのが通例です。チップが面倒・嫌という方はバスを使った方がいいです。
もちろん、Uberを使う手もあります。
オーシャンターミナルに着いたら
オーシャンターミナルには大きなショッピングモールがあります。ここへ入って見渡せば、ブリタニア号への案内が出ていますので、それに従って歩いて移動です。エレベーターで3階(2nd Floor)まで上がりましょう。
※ややこしいですが、イギリスでは1階(地上)を「Ground Floor」、2階を「1st Floor」と言うので、3階は「2nd Floor」です。
ブリタニア号のチケットの買い方
チケットを買う方法は当日、入口のカウンターで買うか、公式HPからオンラインで事前に買うかの2通りです。売り切れるようなことはないらしいですが、オンラインで買うメリットは混雑時に列に並ぶ必要がないことですね。なので朝一で行けないならオンライン購入しましょう。
見ての通り昼頃になると混んでしまいますので、行くならオープン直後の朝がオススメになります。人が少なくてじっくりマイペースに見れますよ。
さいごに
ロイヤル・ヨット・ブリタニア号への行き方の解説でした。人気No.1なだけあって、べつに王室に興味がない私でも全く飽きませんでしたし、今も厨房が使われている船内は豪華ながらも落ち着いた雰囲気が素敵でした。
エディンバラに来たなら是非とも行っておきたい観光スポットですね。
読んでいただきありがとうございました。
ブリタニア号内部についての紹介記事も是非ご一読ください↓↓
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