エディンバラ最高の絶景!アーサーズ・シートへ行ってきた【行き方・所要時間】

モダンな新市街と、世界遺産の旧市街という別々の魅力を持つエディンバラ。スコットランドの首都だけあって都会な印象を受けますが、すぐ近くには大自然が広がる場所があるのです。

それがアーサーズ・シート(アーサーの玉座)。大した高さではないこの丘は広い公園になっており、かつての活火山が氷河によって浸食された結果できた場所です。

ここの絶景は筆舌しがたく、是非ともその足で行ってその目で見ていただきたい景色。軽いハイキングになりますが、それをするだけの価値がある場所です。

この記事ではアーサーズ・シートに行ってきた時の景色や所要時間と行き方を紹介しています。

アーサーズ・シートへの行き方

アーサーズ・シート(Arthur’s Seat)はエディンバラの中心部から東に位置する、ホリールードパーク(Holyrood Park)内にあります。ほぼ公園とイコールだと思って大丈夫です。地図ではこの辺り。崖の上の平らな場所はソールズベリー・クラッグス(Salisbury Crags)と言われています。

登るルートは複数あり、どこから登ってもいいのですが、ここでは多くの人が確実に寄るであろう旧市街から行くとします。

ロイヤルマイルをずっとずっと東に進みましょう。ホリールード宮殿まで行ったら右に曲がって更に真っすぐです。

突き当ったら「クイーンズ・ドライブ」という開けた道路に出ます。ここで左に進めば登山口が見えてきます。

通常なら、他に多くの観光客が間違いなくいるはずですので分かりやすいでしょう。ここからのんびりと休みながら登っていきましょう。

登るための服装や装備

東京タワーよりも低い丘なのですが、その姿形や頂上の岩山、そして登山道といい、立派な山に見えます。

崖の上の平坦な場所、ソールズベリー・クラッグスまで登るのであれば、そして雨で地面がぬかるんだりしていなければ、クロックスだろうとサンダルだろうと行けなくはありません。が、せめてスニーカーか運動靴をオススメします。特に、頂上の岩場まで行くのであればサンダルはやめましょう。ヒールは論外です。登山靴ほどの装備は必要ありません。

服装は、季節に合わせたもので基本的には大丈夫です。ただし、風が強いことも想定して防寒対策が必要です。朝日や夜景を狙うのであれば尚更です。気温が市街地と劇的に違うことはありませんので、過度に心配することはありません。

アーサーズ・シートの所要時間

標高は頂上でも251mしかありませんので、見た目ほどの時間はかかりません。紹介した入口から上までは普通に歩いて3~40分といったところです。軽いハイキングですね。

その他のルートでも概ね似たようなものですが、道が狭い所もありますので譲り合って、足元に気を付けて登り降りしてください。特に下りは気を付けましょう。

人に寄って体力差はありますので、疲れたら無理せずに休み休み移動するのが大事です。そうやって多めに見積もっても2時間あれば景色を写真に収めて降りてくることは出来るのではないでしょうか。

アーサーズ・シートについて

そもそも市街地になんでこんな平らな丘があるのか?というところですが、それは大昔にできた自然の活動によるものです。

その歴史について

この平らな丘って旧市街にも実はあります。それがキャッスル・ロック。つまりエディンバラ城がある所です。そこと同様に、火山活動によって隆起した土地が、西から東へと動く氷河の浸食によって削られていき、現在の形に形成されたのです。

これにより玄武岩の切り立った崖が形成されました。なので、大昔は火山だったのですね。

アーサーズ・シートの頂上部分はヒルフォートが作られています。ヒルフォートとは要するに土塁の一種で、敵からの防御に有利になるようなものですね。かつてはここに人が住んでいて、そういった要塞のようなものが必要な状況にあったのかもしれません。

アーサーズ・シート近辺の大自然

遠くから見ると小さな丘ながら、実際に行くとその美しさに驚きます。首都で見れるとは思えないような鹿や兎といった動物がおり、様相は山のようですが標高は高くないので植物も豊富です。

高い木々は生えていないので視界が非常に良く、360度の大自然を感じることができます。上で紹介した以外にもルートがあり、しっかり探せば動物を見つけることができるでしょう。

左の写真には登ってる時に見つけた兎が写っています。巣穴を沢山見かけるし、2mくらいまで近づいても逃げませんでしたので、少しは人に慣れてるのかもしれません。運が良ければ見つけられると思います。

実際に行ってみた

ずーっと曇っていたエディンバラも、この時だけは晴れてくれました。カールトン・ヒルでも晴れてほしかったところですが…

このように登り始めの方は道路が舗装されていたりします。傾斜も緩やかなので身構えるほど大変な登りではありません。軽装の地元民も老人夫婦もいますし、のんびりとハイキングを楽しめます。

更に登っていくと、舗装はなくなって土の道になります。それでも傾斜は緩いままで、登りやすいです。ここまでくると周りは緑と黄色い花(?)に囲まれ、首都にいたことなど忘れてしまいます。

なおも登っていくと、崖の上の平らな場所、ソールズベリー・クラッグスに到着です。ここから既に絶景です。エディンバラを一望でき、それどころか遠くの山も海も見えます。

イギリスには山が全然ありませんので、スキー場がほぼないことで知られていますが、スコットランドにある数少ないスキー場も見えたりします。

アーサーズ・シートの頂上へは更に登っていきます。頂上付近は岩場なので、気をつけて登りましょう。

このように、普通の登山のような雰囲気が味わえます。頂上から眼下を見下ろすと、先ほどのソールズベリー・クラッグスを含めてのエディンバラの景色が目の前に広がります。

また曇ってきた…けど、良い景色でした。吹きっさらしなので肌寒く感じるかもしれません。ここには数度登りましたが、特に早朝や夕方は寒かったです。(5月初旬)

少しはどんな場所なのか伝えられたでしょうか。興味が湧いたら是非とも登っていただきたいと思います。

さいごに

趣味の一つが登山の私はここはとても楽しかったです。簡単に登れてここまで綺麗な自然と景色を見られる首都ってなかなか多くないんじゃないでしょうか。エディンバラは素敵ですね。

しっかり探せば可愛い兎が見れたりもしますし、家族連れでも楽しめる場所だと思います。崖には充分にお気を付けて。

エディンバラを一望する絶景、是非とも訪れてみてはいかがでしょうか。

読んでいただきありがとうございました。同じく絶景が楽しめるカールトン・ヒルについても別記事で紹介してますのでご一読くださると嬉しいです↓↓

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