コペンハーゲン観光はレンタル自転車が最強かもしれない3つの理由

コペンハーゲンは先進国の首都だけあって、交通網は使いやすく発達しています。そんな中で私は、現地で会った他の旅行者にレンタル自転車を勧められました。

公共交通機関が無料になるコペンハーゲンカードを買っておきながら、この自転車移動にとてもハマり、殆どの観光地を自転車で訪れてしまいました。移動手段として優れていることが分かりましたので、紹介したいと思います。

コペンハーゲンのレンタル自転車 3つの強み

海外旅行に来てレンタル自転車で走り回るという選択肢はなかなかレアなのかもしれませんが、ここコペンハーゲンにおいては強いアドバンテージがあります。

というのも、コペンハーゲンは自転車の利用者にとって非常に有難い都市なのです。

高度に整備された自転車用道路

コペンハーゲンの市内は大通りの殆どに自転車専用道路が整備されています。そのどれもが広く、写真のように左折横断者や右折専用レーンすら存在するほど。私が訪れた他のヨーロッパ諸国では、これほどの自転車専用道路は見ませんでした。

信号も勿論、自転車専用のものが設置されています。ちゃんと右折信号まであるのが写真からも確認できますね。

コペンハーゲンでは自転車での通勤・通学者がとても多かったです。多くの人が利用するから整備されたのか、整備されたから多くの人が利用しているのかは知りませんが、首都の交通手段として主力になっているようです。

自転車ごと乗ることが出来る電車の存在

コペンハーゲンには国鉄、地下鉄が走っています。そして、これらの車両には自転車を乗せることができるものがあるのです。これで郊外に行っても自転車を乗り回すことが可能。自然豊かな首都近郊や、海沿いをサイクリングするのも楽しいでしょう。

注意点としては、電車に自転車を乗せる時は、別途で自転車用のチケットを買わなければいけないところです。これは例えコペンハーゲンカードを持っていたとしても必要になります。

レンタル自転車サービスが豊富

先述のように自転車が主流なので、レンタル自転車サービスも豊富です。

その中でも私のオススメは「DONKEY REPUBLIC」です。オレンジの車体が特徴です。前後に荷物を載せられるスペースと、それを縛る紐まで付いているので、旅人に非常に向いています。

至る所に駐輪スペースが設けられているので利便性がバツグン。乗り捨ても簡単です。

スマホアプリが必要なので、空港やホテルのWi-Fiなどで事前にDLして登録などを済ませておきましょう。

コペンハーゲンのレンタル自転車 注意点

コペンハーゲンでレンタル自転車を利用したい場合、気にしておかなければいけない点があります。事前にチェックしたうえで、気持ちよく走りましょう。

交通ルール:追い越しなど

デンマークでは車と同じように右側通行。なので追い抜くときは左側からになります。ただ、利用者が多いので、追い抜くときは必ず後ろを見て安全を確認しましょう。角印不足による衝突は避けなければいけません。

もちろん、自動車と同じように車間距離を保ち、スピードは出しすぎないようにしてください。

また、日本と違って歩道は絶対に走ってはいけません(本当は日本だってよくないです)。歩道を移動する時は自転車から降りて手押しです。

交通ルール:右左折時の注意

主要な移動手段となっているため、交通ルールがしっかりしています。特徴的なのは右左折の時の手信号です。

上の写真で私の前を走っている女性、左手を挙げているのが分かりますでしょうか。これは左に寄って左折する合図です。この女性はこの後、左側の道路を横断します。

右折の時は右手を挙げます。日本の教習所で習う車の手信号とはちょっと違いますよね。難しい動作ではないのですが、多くのライダーが走っているコペンハーゲンでは、これを忘れると後続車に迷惑がかかりますので、徹底しましょう。

また、前のライダーがこのような動作を見せた時は、減速しつつ避けるなどします。もちろん、その時も後続車などは気にしましょう。

交差点においては、直接の左折は違法になります。反対側まで直進して渡り、それから左に曲がります。日本での原付ルールと同じです。向きが違うだけで。

自転車の装備

自転車に必要な最低限の装備が整っているのか、乗る前にチェックしましょう。必要とされている装備が無い又は機能しない場合は、700DKK(約75,000円)というとんでもない額の罰金が科せられます。

必須の装備リスト
  • ライト…前後に一つずつ必要。
  • 反射板…ホイール、ペダル、フレーム部分に反射板が必要。
  • ベル…ハンドルに取り付けられている必要があります。
  • ブレーキ…前後両方のホイールに必要です。

特別な装備ではありませんし、そもそも旅行者ならレンタル自転車を利用すると思いますので、よっぽどのことがない限り、これらは心配要らないでしょう。でも、一応乗る前に確認しておきましょう。

ヘルメットの着用は必須か?

これまでの写真ではヘルメットを着用しているライダーが沢山確認できましたが、実は法的に義務というわけではありません。(2020年現在)

とはいえ、万が一の事故の際に命を守るかもしれない大切な道具です。レンタル自転車と同時にヘルメットを貸してくれるところもありますので、検討しておいた方が良いかもしれません。

自転車で行くオススメの場所

市内から少し離れた人魚姫の像に行ってみたり、グルントヴィークス教会に行くのもいいのですが、私のオススメはアマガービーチパーク(Amager Strandpark)です。

コペンハーゲン中心部から南東にあるアマガー半島の海沿い、まっすぐ続く気持ちの良い道路があります。景色もよく、5月ながら海水浴客もいるほど。サイクリングに適した素晴らしい公園です。

実はそのまま南下し、デンマーク国立水族館にまで行ってしまえますし、水族館から徒歩でカストラップ空港まで行けてしまいます。つまり、自転車で市内⇔空港の移動が可能なのです!コペンハーゲンすごい!

さいごに

コペンハーゲンの最強?移動手段であるレンタル自転車をご紹介しました。駐輪場が本当に多いので、様々なところに苦も無く行けます。もう一度コペンハーゲンに行っても、私は絶対に自転車を使うでしょう。

日本では見られない整備された自転車道路も新鮮。せっかくのですので、コペンハーゲンに来ることがあれば利用してみてはいかがでしょうか。

読んでいただきありがとうございました。

紹介したアマガービーチパークを含む、コペンハーゲンの観光スポットまとめはこちら↓↓

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