ルクセンブルク北西の古都エッシュ・シュル・シュールをのんびり堪能

ルクセンブルク北西部の長閑な町…いや村?と思うほどの小さな町、エッシュ・シュル・シュールは、その小ささながら観光客が絶えません。

川に囲まれた何もなさそうな町が、どうして人々を魅了するのでしょうか。実際に行ってみた旅行記です。記事内では町並みや、名物のエッシュ・シュル・シュール城の様子を紹介しています。

エッシュ・シュル・シュールへの行き方

Esch-sur-Sûre(エッシュ・シュル・シュール)には、ルクセンブルク市から電車とバスを乗り継いで向かいました。まぁバスのみの手段もあるのでしょうが、時間もかかるし、ルクセンブルクは交通渋滞が国内でも問題視されています。

なのでよっぽどの理由がない限りは電車でエッテルブルクまで電車。そっからバスでしょう。詳しい行き方はこちらの記事に↓↓

大体1時間半ほどしかかかりませんので、思い立ったら行ける距離なのが良いですよね。エッシュ・シュル・シュールのバス停はもうローカル感が凄い。田舎っぽさが好きです。トイレはちゃんとありました。ここで帰りのバスの時間を確認したら探索開始です。

エッシュ・シュル・シュールの町並み

地理的には川にぐるっと囲まれ、小さな山々に囲まれたようなイメージ。しかしクレルヴォーやヴィアンデンといった町と比べるとあまりにも小さいです。町の地図を見てみると、下の写真のような感じ。意外と観光スポット的なものが記されている…?英語表記がないので読めません。

調べたところ、町の人口はなんと300人程度です!こんなとこに何故来るんだろう。と私が地元住民だったら思うかもしれない…しかし、バス停に降りたら見えるエッシュ・シュル・シュール城は廃墟ながらも存在感がありました。

普通に崖の上に石の塔が建ってるのが、日本に住んでいる日本人の私からすれば怖いですね。なにせ日本は地震大国ですから、こんなん一撃です。

ですがここはルクセンブルク。今の今までこの姿が残っているのも、地震がないからなのでしょうね。雨風には晒され続けても、数百年もしっかりと残っている城って凄い。

科学が発達した現代、USBやディスクといった記録媒体が多くありますが、どんな記録媒体も岩に書いた文字に保存期間で敵わないとされています。

建造物も同じなのかなと、ふと思いました。

町を歩いていると、しっかりと教会はありました。外装も内装もとても控えめで地味ながら、町の人に愛されているのでしょう。しっかりと中は綺麗でしたね。

この写真からも分かりますが、坂道が多い町でもあります。エッシュ・シュル・シュール城の城下町と考えれば、それも納得です。川にも囲まれているし、この町に来れる道も限られている。要するに防衛拠点として良い地形なのでしょう。

川のほとりで休んでいると、のんびりと時間が流れている気がしてきます。レストランやホテルも少数ながら存在するので、ゆっくりと過ごしたい旅人がここに滞在するのかもしれません。

着いた時は雨が上がったばかりで、どんよりした曇り空でした。しかし晴れ間が見えてくると、こういった自然の多い場所は非常に美しいですね。高い建物も無く、城の跡は色が見ての通り、周りと調和しています。

こうやってのんびりと時を過ごすのが、エッシュ・シュル・シュールの正しい楽しみ方なのかも?

エッシュ・シュル・シュール城の光景

町の高台に見えるエッシュ・シュル・シュール城ですから、登れば町を一望できるのは言うまでもありません。少し分かりにくいですが、ホテルとレストランの間にある階段から登っていきます。

雨の後だから濡れてて足場悪いけど、途中で観光客とすれ違いながら登って行きました。観光客がこの天気で閑散期なのにも関わらずいるのですから、やはり人気の町なのでしょうか。

エッシュ・シュル・シュール城については細かい情報があまりないんですが、起源は修道院と関係があるらしきことを読みました。実際それを証明するかのように、聖母マリアの像らしきものがあります。

向かい側の塔にはてっぺんにルクセンブルク国旗が。一見すると崖と崖の間は通っていけないんじゃないかと思うような地形ですが、しっかりと道が用意されているので、この像から塔まで簡単に行けちゃったりします。

やはり町を一望できて良い感じ。もっと晴れてればよかったのですが…

塔の方まで行くと、廃墟マニアが好きそうな光景が。今は衰退し、使われていない建物の寂しい雰囲気。私は廃墟マニアではないですが好きです。もの悲しさってノスタルジーと通じてる気がしますよね。夏の夕暮れみたいな。

私の趣味の一つであるパルクールが捗りそうだなとも思ったのですが、さすがに観光地でやるのは憚られるし崩れたら危ないのでやりませんでした(´-ω-`)

少し足場が悪いので、ここまで登る時、移動する時、そして下る時には細心の注意を払った方がよさそうです。

おわりに

エッシュ・シュル・シュールに行ったお話でした。たしかに、何もないと言われればそれまでなのですが、そこが楽しみどころなのではないでしょうか。日本人はとにかく働きすぎと国外でも有名です。こういった長閑な町は、少し自分の生活を見直すきっかけになったりします。…私だけですかね?

ルクセンブルクは何処へ行っても景色が良いので、電車とバスでの町までの移動時間も楽しめます。廃墟探索も楽しいですし、是非ともエッシュ・シュル・シュールを訪れてみてください。

読んでいただきありがとうございました。

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