国内でもっとも巨大なヴィアンデン城へ、ルクセンブルク市からの日帰り旅行

ルクセンブルクの観光スポットとして大人気なヴィアンデン城に行って参りました。実は私にとって人生初の城観光となりました。 ローマ時代にまで遡るその歴史と、 思っていたよりもずっと巨大だった城の迫力は鳥肌ものの感動です。

この記事ではヴィアンデン城の内部についても紹介します。行きたくなったら行き方の記事を是非ご覧ください。

ヴィアンデン城への行き方

ルクセンブルク北東部、ドイツにほど近い場所に位置する町「Vianden(ヴィアンデン)」の高台に佇んでいるのがヴィアンデン城です。初めてのルクセンブルク、初めての城見学ということで、雨模様でも私のテンションは爆上がりでした。

ルクセンブルク市からは電車とバスの乗り継ぎで1時間半ほど。詳しくは下の記事で解説していますので是非とも参考に。↓↓

意外と簡単にアクセスできますので、私のような普通のサラリーマンでも困ることはありませんでした。ヴィアンデンのバス停からは既に城が見え、曇り空だろうとテンションが上がります。雨が上がったのは僥倖。

ここから徒歩で町中を歩いて行きました。ほぼ一本道なので迷うことはないです。強いて言えば1カ所分岐があります。道なりに進んでいくと、右側に黄色い看板がある、大きく左に曲がるカーブに辿り着きます。

この黄色い看板に書いてある通り、まっすぐ進んだらヴィアンデン城です。間違えて道なりに左カーブしないように気を付けて登ります。

天気が悪かったことと、閑散期に行ったこともあるのか、他に観光客はほぼおらず。独り占めの気分でヴィアンデン城に到着です。

自体は11~14世紀に建てられた由緒ある城。増改築を繰り返していますが、重厚な雰囲気はきっと当時から同じなのでしょう。ロマネスク様式とゴシック様式が混じっています。ヨーロッパ中を見てもこの規模はなかなか少ないらしいです。

城の内部に早速入ってみました。

ヴィアンデン城の内部

展示内容はやはり博物館らしく、鎧や武器から陶器といった美術品まで。さらに家具など、当時の生活様式が分かるような展示になっています。なんと日本語の音声ガイドまであるので、安心して説明を聞いてられます。私の英語力だと英語ガイドは少し聞き逃しがありますので(笑)

城の内部が想像を遥かに超えて広く、順路通りに進まなければ迷子です。「←Circle」の表示に従って回っていればいいと思いきや、寄り道っぽい部屋もあるので、全て見ていると時間はあっという間に過ぎます。

城の内部には十角形の教会が設置されています。後期ロマネスク様式の建築物として高い評価を得ているとか。ここに続く廊下は白くて非常に綺麗でした。この城に住んでいた人達も祈りを捧げに来ていたのでしょうか。

かつては戦略上重要な拠点として要塞化され、ヴィアンデン伯の居城として使われたこともある城ですが、1820年に売却されてからは一時期住む人もおらず、衰退の一途を辿っていたそうです。

大公の所有となった後は修復され、現在は国有化。今でもこの城は、ルクセンブルク大公が賓客をもてなす際に使っているということで、今なおルクセンブルクにとっては重要な城ですね。

城の歴史についてもしっかり展示がしてあり、建てられてからどのように姿を変え、大きくなっていったのかが分かるように模型の展示もされています。

英語ですが、ビデオによるヴィアンデン城の歴史の解説があったり、農耕器具の一つ一つ丁寧な説明があったりと、ネタが尽きないです。さらには壁面にプロジェクターで兵士を投影しているコーナーもあって面白い。

見所が正直言ってありすぎるヴィアンデン城。日帰り観光としては最適です。下手したら1日潰れてしまいますね。人気の観光スポットであることが頷ける城でした!

ヴィアンデン城の施設

施設内にはお土産屋、カフェテリアがあります。土産屋では剣のおもちゃからマグカップといった定番の品までたくさん。カフェテリアはガッツリ食べるには足りませんが、パンなどのメニューは選べる程度にあります。何より城の中で食べるのはとても素敵です。

ヴィアンデン城は展示内容が豊富すぎるので、一度こういった休憩が出来る場所が設けてあるのは助かりますねー。

あ、もちろんビールもありました!晴れてたら飲んだんだけどな。

ヴィアンデンの町並み

ヴィアンデンは人口2000人に満たない小さな町。山に囲まれた渓谷の田舎町といった印象です。しかしながら、観光地としてはルクセンブルクで非常に重要な場所の一つ。国内外からの観光客で賑わっています。

季節のお祭りやサイクリング・キャンプといったアクティビティなど、楽しむためのイベントが多く用意されていることからも、人気のほどが伺えますね。

この日の空模様は残念ですが、川のほとりで緑に囲まれ、小さい国土ながら自然豊かなルクセンブルクらしい景色を堪能することができました。ヴィアンデン城の展望台から、この景色を見ることができます。城主の気分です。

698年には既にヴィアンデンについての記録が残っていますので、相当に歴史を持った土地であることが分かります。城下町だけあって、今でもなお城壁や塔が町中に残っています。

立ち並ぶ家と石畳、そして城。これぞヨーロッパ!といった景色を存分に楽しめるヴィアンデンの町。レストランもホテルもありますし、ここでの滞在をする人もきっと多いのでしょう。

バス停からエッテルブルク行きのバスに乗って移動しました。次はどこへ行こうか考えて、すぐ行ける距離にあるのがルクセンブルクの魅力ですね。

おわりに

ただの旅行記ですが、ヴィアンデン城のことが少しでも伝わっていたら嬉しいです。ルクセンブルクはどこへ行くにも無料。そして近いので、日帰り観光が捗る国ですね。

今回ヴィアンデン城を訪れて、いつかは国内全部の古城を巡ってみたいなと思ったりしました。それがしやすい広さなのが最高です。

読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました