【要注意!】ルクセンブルクの穴場観光スポット、シェンゲン博物館への行き方

ヨーロッパに長期滞在する旅人を悩ませるシェンゲン協定。この協定は、実はここルクセンブルクの片田舎であるシェンゲンに流れるモーゼル川にて1985年に締結されたものです。

この地が三国国境地点であったことから、当時ベルギー、フランス、ルクセンブルク、オランダ、西ドイツの5ヵ国がシェンゲンでの文書の署名に至ったわけです。そのため、シェンゲン協定に関する博物館があり、あまり観光客が多くは訪れない穴場スポットとなっています。

この記事では実際に移動してみて体験したイレギュラーも紹介しつつ、ルクセンブルク~シェンゲン間の移動方法を解説しています。

ルクセンブルク駅から175番バス

一番最初に一番大切なことを教えます。シェンゲンに行くならGoogle mapを頼ってください スクショなり何なりしてルートを控えておくことを強くお勧めします。 記事の意味が無いじゃないかと思われそうですが、その理由もこの記事でしっかり書いていきますので最後まで読み逃しなく!

何はともあれ、まずはルクセンブルク駅に向かいましょう。 首都の中央駅なだけあって、駅前からは色んな方面へバスが走っています。

ここから175番の「Remich, rue de la Corniche」行きのバスに乗ります。バスは駅前のバスターミナルから出ていますが、バス停がいくつかあるので、正しい場所で待っていなければいけません。駅前には電光掲示板があり、何番バスがどこに来るのか書いてあります。

左がバス番号と行先、右がバス停の番号です。
周辺地図で分かりやすくなっています。

この看板の真ん中から左は周辺のバス停マップ、右側の表には各バス番号・行先が書いてあり、その横に番号が書いてあります。この番号自体は電光掲示板のバス停番号と一致しないのですが、マップと併せることで場所が分かるようになっていますから参考にしましょう。

バス停にも来るバスの番号がしっかり書いてありますので、確認して待つといいでしょう。2020年3月以降、ルクセンブルク国内の交通機関は無料ですのでチケットの心配はいりません。

185番バスに乗り換え

基本的にはこの後185番バスに乗り換えるわけですが、注意すべきは最適な乗り換えタイミングが時間によって違うことです。バスのルートが少し被っているため、ロスなく乗り換えられる停留所がズレるわけですね。

なので、ルクセンブルク駅を出発した時間によって乗り換え停留所も違います。よって上でも述べたように基本的にGoogle Mapによる検索を頼ってください。

調べた限りでは、乗り換えるであろう停留所は

  • Ellenger Gare
  • Mondorf, Casino 2000
  • Mondorf, Stade John Grün
  • Bech-Kleinmacher, Centre

辺りになると思います。とにかく185番に乗ることができれば一安心です。

下車のバス停ですが、「Schengen, Koerech」か「Schengen, Ennen am Doref」というバス停になると思います。私が行った時Schengen, Koerechは閉鎖してました。この辺り、どうも工事が多いようです。バス停がコロコロ変わるので、最新情報を得るという意味でもGoogle Mapは絶対に使えるようにしておきましょう。

どちらで降りたとしても、ヨーロッパ・シェンゲン博物館には徒歩で数分です。

実際に行った時間とルート

ここからは参考になるように、私が実際に行ったルートを紹介します。多くの場合、検索すれば出てくるのは上記の1回乗り換えるルート。とりあえずルクセンブルク駅出発なのは同じです。月曜日の朝8:05、ルクセンブルク駅から175番バスに乗りました。

Google先生によれば、乗り換えはEllenger Gare、8:42に到着なので、予定通り40分ほどで着きましたが…

見てくださいこの景色。霧が出てるのも悲惨ですが、周りに何もない。道路しかない。誰がここを利用するのかと思うほどに。できればここで待たないルートをオススメします。リュック一つの東洋人がこんなバス停にポツリ…道行く車に不思議がられていた気がします。

時刻表が貼ってありました。やはりルクセンブルクは日曜の運行本数が少なすぎますね。シェンゲン行くときは絶対平日の方がいいです。

8:48、185番バスに乗車。あとはここからシェンゲンまで行けます。

9:05にSchengen, Ennen am Dorefに到着。バス内にモニターがあるので、降りる時が分かりやすいです。ただ乗っていて気になったのが、モニター上に表示されていないところでもボタンを押して降りていく地元住民がいること。これは謎でした。

変なところで降ろされても困るので、しっかりGoogl Map片手に乗っていた方が安心です。降りてからは徒歩で南へ数分。オブジェが見えてきたらゴールです。

と、こんな風に普通のサラリーマンが1人旅しても行けますので、何とかなる精神で頑張りましょう。

帰りで発生したイレギュラー

さて、気になるのは帰り道。無事にルクセンブルク駅に戻るにあたって、どこのバス停から乗ればいいのかということですが、これもGoogle Mapが助けになります。シェンゲンに行く前に帰りのルートも検索して控えておきましょう。…ただこれも万全ではないです。

私が体験したのは、検索結果のバス停がある道路が工事中になったという状況。当日に検索しないとダメですね。本当に焦りました。通行止めになっていたのです。これではバスが来れるはずもない。

なんか書いてあるけどダメなのは分かる。

周りには住宅以外は本当に何もないため、どうしたもんかなと…張り紙もしてありましたが英語ではないので読めない。かろうじて読み取ったバス停名らしきものをGoogle Mapで検索して、そこで待つことになりました。

私が待ったバス停は「Schengen, Arrêt de remplacement」。ここから「Bech-Kleinmacher, Centre」停留所に無事に行くことができました。あとは175番をここで待つだけです。

道路を挟んで2か所にバス停があるのですが、ここから175番バスに乗ってルクセンブルク市に帰る場合、教会が建っている側のバス停で待ちましょう。また、バス停に路線図があれば確認して、行先が逆方向でないか注意しましょう。

乗り換えなしの別ルートの存在

実は乗り換えをせずにシェンゲンに行くルートも検索結果に出てきます。それあがこちら、東の大国ドイツに一度出てしまい、歩いて行くというシェンゲン協定を利用した手段ですね。大胆ですが楽ではありそうですよね。

正直に申し上げれば、こちらのルートは未使用なので分かりせん。懸念なのは、一度ドイツに出るという点。ルクセンブルク国内は無料ですが、ドイツに入った分はどうなるのかということ。

更に、1日の運行本数がえらい少ないので、この方法はオススメしませんし、たぶんマイナーな行き方です。

乗り換えルートだったとしても、所要時間1時間程度という数字は変わらないですので、素直に175番・185番乗り換えルートでシェンゲンに行きましょう。

まとめ

シェンゲンへの行き方をご紹介しました。注意点をまとめると以下ですね。

  • この記事も含め、ブログは最新情報ではないのでGoogle Mapを大いに頼ること。
  • ネットを使えるようにしておくこと。
  • 時間に余裕を持ち、できれば日曜日は避けること。
  • 何とかなると心に余裕をもつこと。

こういったイレギュラーを経験できて心底良かったと思っています。ネットが無かったら大変でしたが…その場合は町の人やバスの運転手に訊くしかないでしょうね。

こんなこともあると頭に入れておきつつ、郊外の観光を楽しんでみてください。

読んでいただきありがとうございました。

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