首都オスロの中心部から北西に3km離れた場所にある「ヴィーゲラン彫刻公園」。32万平方メートルという非常に大きな公園には、とても奇妙なポージングで鎮座している彫像が数多くあります。
全て一人のノルウェーの彫刻家によって彫られた作品で、その奇抜な見た目と衝撃のポーズから人気が非常に高い公園となっており、多くの観光客が訪れます。
例に漏れず私も行ってきましたので、公園の中を紹介してみたいと思います。
ヴィーゲラン彫刻公園の行き方
ヴィーゲラン彫刻公園は地図ではこの辺りに位置します。中央駅からだと歩いてでは1時間ほどかかってしまいますので、交通機関をしっかり使って行きましょう。
一番いいのはトラム12番です。公園の最寄であるVigelandsparken駅まで行けば、公園はすぐ目の前になります。中央部から乗る場合は、Jernbanetorgetで乗ると便利です。おおよそ30分で公園まで着くことができます。
ヴィーゲラン彫刻公園内部へ
ヴィーゲラン彫刻公園はその彫刻を抜きにしても、このように非常に美しい風景が楽しめます。地元の人にとっても憩いの場となっているようで、犬の散歩をしていたり、遊んでいる親子を見かけたり。こちらも和む景色です。
彫刻公園のハイライトは「モノリスの台地」と呼ばれる石の広場。壇上が公園で一番高い場所になっています。
中央にそびえ立っているのはモノリッテンと呼ばれる石の柱。121人もの人物像が絡み合っています。高さは14mを越えており、皆足を止めて見上げます。作り上げるのも大変だったようで、まずヴィーゲランは原寸大の模型を年度にて作成。これに10か月かかっています。
作り上げた模型は石膏で型を取られました。1927年、巨大な花崗岩の塊をここに立て、石膏を横に並べて石工たちが花崗岩を削っていき、この柱は完成しました。
なんと完成までに14年かかっています。途方もない仕事の結果なわけですが、ここまで人々を惹き付けているのであれば職人冥利に尽きそう。
完成したのはヴィーゲランの没後のこと。しかしながら…なんか見た目がもう禍々しいような…鋼の錬金術師で見たなという印象。エンヴィーにそっくりです(笑) 今にも動き出しそうですね。
ここから正門側、そして噴水側を見下ろすと、やはり公園の設計自体が美しいと気づかされます。噴水などのアイデアもヴィーゲランが出したもののようです。
奥に見える橋の両サイドには58点の彫刻が面白いポーズで立っています。この公園にある彫刻が全てヴィーゲランの作品であり、彼以外の者の作品は一つとしてありません。これはヴィーゲランの遺言によるものだとか。
何故か全員が全裸(笑)
像は花崗岩と銅でできていますが、観光客が触ったりする部分は剥げて金色になっています。そこで一番面白かったのが…全裸だから男性の局部が当然丸出しなわけですが、そこだけ金色に剥げていました。
老若男女問わず男性の像の局部は触っていくようです(´▽`)
さいごに
印象が強すぎるヴィーゲラン彫刻公園でした。公園自体も非常に美しいですし、広くて緑に囲まれた空間は歩いてて気持ちが良いです。個性的なのが沢山目に入りますけどね(笑)
いまやオスロで大人気、外せない観光スポットとなっている公園。是非とも訪れて、触りたい所は触って、一緒に写真を撮ってインスタに載せてみてはいかがでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。
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